スタッフブログ

棚田康司 たちのぼる。展
公式カタログ絶賛発売中です!

2012.10.29 編集部

今月、たちのぼる。展の開催に合わせて、公式カタログを兼ねた作品集が発売となりました。
表紙には、天を仰ぐ少女。
裏表紙には、左方に目をやる少年。
これらは、「たかおかみ」「くらおかみ」という作品です。


<表表紙:たかおかみ 裏表紙:くらおかみ>

「たかおかみは山に雨を降らす神で、少年の姿。くらおかみは谷に雨を降らす神で、少女の姿。少年少女というモチーフは、人と神のあいだ、大人と子供のあいだ、家族と社会のあいだ…そのような境界線に佇むものとしての象徴。」『たちのぼる。』より

棚田さんが手がける題材は、一貫して少年少女。
もう子どもではないけれど、まだ大人でもない、曖昧な境界線に漂う存在をテーマとされているのです。
「たかおかみ」「くらおかみ」は、そんな棚田さんの底意を顕著に表した作品のように感じられます。

一度見たら忘れられない独特の存在感。その魅力に間違いなく多くのファンがとりつかれています。
棚田さんは、90年代から現在に至るまで、個展・グループ展含め、勢力的に作品を発表されてきました。
本展覧会では、初期の作品から新作、制作過程のスケッチなど、一連の作品が網羅されています。
公式カタログは、棚田さんの制作史を俯瞰できる一書と言えるでしょう。

すべて一本木から掘り起こされたという、渾身の作品群。
大きさや木肌の質感、色彩……実際に向き合ってこそ、その力を感じられるはず。
そして、まさに今この時期、国内2か所で展覧会が開かれています。
ひとつは表題の通り、たちのぼる。展。
もうひとつは、新潟県立万代島美術館で開催中のジパング展。
こちらは、日本の現代美術、新進気鋭の作家31名の代表作を一挙公開するという内容です。
またとないこのチャンス、お見逃しのないよう。(kawa)


<ジパング図録も好評発売中>


●たちのぼる。展
会期:9月16日(日)~11月25日(日)
開館時間:10:00~18:00 
 会場:練馬区立美術館(2013年に伊丹市立美術館へ巡回予定)
http://www.city.nerima.tokyo.jp/manabu/bunka/museum/tenrankai/tanada2012.html

●「ジパング展 ~沸騰する日本の現代アート~」
会期:10月6日(土)~12月2日(日)
開館時間:10:00~18:00
会場:新潟県立万代島美術館

http://zipangu.org/

↑TOPへ戻る