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石内都写真展、2会場で同時開催中。来夏にはドキュメンタリー映画が公開予定!

2012.12.18 編集部

現在、丸亀市猪熊弦一郎現代美術館で、「石内都 絹の夢」展が開催中です。これに合わせて、同名の作品集が発売となりました。


作品集「絹の夢」

1979年に木村伊兵衛賞を受賞、2005年には母親の遺品を写した「Mother’s」でヴェネツィア・ビエンナーレ日本代表に選出されるなど、国内外で高い評価を得る写真家、石内都さん。
彼女がとあるきっかけから目を向けたのが、絹でした。
広島の被爆資料のワンピースなどを撮った代表作「ひろしま」を制作するなかで接した数多の絹織物。
そこから彼女の視点は、絹産業やそれを支えた女性たち、そして絹の名産地であった彼女の故郷・桐生へと広がっていきます。

展覧会では、彼女がこれまでさまざまな表情に撮り下ろした「絹」が出展されています。
作品の魅力は、単に見た目の美しさだけに留まりません。
大正から昭和にかけて、高価で手の届かなかった絹を身近に着られる喜びをもたらした「銘仙」。
その写真からは、近代化が進む日本でファッションを楽しんだ女性、その背景にあった絹産業など、絹にまつわる過去と現実を垣間見ることができるのです。
色彩や風合いを目で味わいながら、人の営みが感じられるところに作品の力が強く伝わってきます。
作品集はA4の大サイズ。その力強さにふれていただけることと思います。






また同時に、カナダ大使館高円宮記念ギャラリーでは「石内都 ひろしま hiroshima via Vancouver」が開催中。
「ひろしま」のシリーズより14作品が展示されています。
会期はいずれも1月初旬まで。
「絹の夢」展は、1/1~1/6に和服で来館すれば観覧無料になる特典が。その他イベントも多数予定されています。
松の内、着物できりっと気持ちを引き締め、作品と向き合うのも素敵ですね。

さらに。
2011年10月にブリティッシュ・コロンビア大学人類学博物館で開催された「ひろしま hiroshima」(「ひろしま」シリーズから48点を厳選)の様子を追ったドキュメンタリー映画「ひろしま 石内都・遺されたものたち」は、第13回フィルメックス特別招待作品として先日上映されたばかりです。
2013年夏には、岩波ホールほか全国順次公開される予定。こちらも楽しみです。(KAWA)


●「石内都 絹の夢」展
会期:2012年10月7日(日)~2013年1月6日(日)
場所:丸亀市猪熊源一郎現代美術館
詳細はこちら→http://mimoca.org/ja/

●「石内都 ひろしま hiroshima via Vancouver」展
会期:2012年12月7日(金) ~ 2013年1月9日(水)
場所:カナダ大使館高円宮記念ギャラリー
詳細はこちら→
http://www.canadainternational.gc.ca/japan-japon/events-evenements/gallery-20121126-galerie.aspx?lang=jpn&view=d

※年末年始の休館日など、事前にご確認ください。



作品集「石内都 絹の夢」

 

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