かつて炭都と呼ばれた、福岡県大牟田市。古いキャバレー、極彩色に飾られたダンスホール、そこで働く異国の女たちとの交流は著者自らの青春の日々でもあった。当時も今も在り続ける街の原光景。
●審査書評九州という以前に、日本の地方都市の現状が、かくもリアルに写された写真をぼくは他に見ない。重くなく軽くなく、柔軟な視線に支えられた素晴らしいドキュメンタリーである。川口英人という一人の青年が、カメラでこだわった数年間のフィルムの軌跡には、そこいらのプロなど一蹴する情と熱があって、ぼくは久しぶりに、写真本来が持つアマチュアリズムの力を思い知った。(森山大道・写真家)
希です。不思議な世界です。ここだけで宇宙です。日本は、アジアです。(百々俊二・写真家)
日本というよりは、アジアのどこかの街をとらえたよう。時間が真空パックされて止まってしまったような地方都市の雰囲気がよく出ている。(飯沢耕太郎・写真評論家)
新刊
かつて炭都と呼ばれた、福岡県大牟田市。古いキャバレー、
極彩色に飾られたダンスホール、そこで働く異国の女たちとの交流は
著者自らの青春の日々でもあった。当時も今も在り続ける街の原光景。
●審査書評
九州という以前に、日本の地方都市の現状が、
かくもリアルに写された写真をぼくは他に見ない。
重くなく軽くなく、柔軟な視線に支えられた
素晴らしいドキュメンタリーである。
川口英人という一人の青年が、カメラでこだわった
数年間のフィルムの軌跡には、そこいらのプロなど一蹴する
情と熱があって、ぼくは久しぶりに、
写真本来が持つアマチュアリズムの力を思い知った。
(森山大道・写真家)
希です。不思議な世界です。
ここだけで宇宙です。日本は、アジアです。
(百々俊二・写真家)
日本というよりは、アジアのどこかの街をとらえたよう。
時間が真空パックされて止まってしまったような
地方都市の雰囲気がよく出ている。
(飯沢耕太郎・写真評論家)