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不忘の記 ―父、河井寛次郎と縁の人々 河井須也子

定価:
1,980円(本体1,800円)
著者:
河井須也子、鷺珠江
装訂:
大西和重
判型:
A5判
総頁:
208頁
ISBN:
978-4-86152-205-5 C0095

河井寛次郎は稀有な陶芸家として知られ、陶磁器のほか、
オブジェや書、名文など数多く遺した。
柳宗悦らと民芸運動を率いる一方、独創的な陶芸世界を確立、
国際的にも高い評価を得た。
人間国宝や文化勲章の推薦も辞退、ひたすら美の世界を追求し、
一陶工としてその生涯を終えた。
無私普遍の生き方と作品や人柄を慕うファンは多い。

著者、河井須也子は、寛次郎の一人娘として常に身近に接してきた。
本書は、幼少の頃からの寛次郎との思い出や、それにまつわる事柄など、
折に触れてしたためてきた文章をまとめたものである。
父親として、陶芸家として(或いは陶工として)、過ごした日々の暮らしや、
歩んできた道のり、そして多くの文人墨客(柳宗悦、棟方志功、浜田庄司、
バーナード・リーチなど)との触れあいや交歓を綴った珠玉の作品集。

目次(抜粋)
父・寛次郎
陶工 寛次郎
父の肖像
表現者 寛次郎
柳宗悦先生
濱田の小父ちゃまと濱田家の方々
リーチの小父ちゃま
追悼、芹澤圭介先生
黒田辰秋さまと我が家
棟方さんと私
父の無二の賢友、川勝賢二様
不忘の抄

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