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写真(国内・海外)

生誕100年記念刊行 植田正治のつくりかた

Shoji Ueda: Process and Creation

The legendary Japanese photographer Shoji Ueda has charmed generations with his inimitable and elaborately realized worldview. Featuring a selection of newly discovered color photographs from the vast number of works Ueda left upon his passing, this book contains many remarkable works that promise to inject new life into the reputation of this groundbreaking artist. This epoch-making collection urges a thorough reconsideration of the great Shoji Ueda, his techniques, and the processes through which he developed his work.

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表現への情熱、恐るべし

新発見資料を駆使した解説コラム20篇により、
全く新しい植田正治像に迫った画期的写真集

■亡くなる直前のカメラに残された「最後のカット」全掲載
■発表当時の写真雑誌記事多数収録
■あの名作のベタ焼に見知る選択眼の秘密
■戦後すぐに挑戦していたカラー撮影

監修:金子隆一(東京都写真美術館学芸員)
解説:成相肇(東京ステーションギャラリー学芸員)

同タイトル展開催
2013年10月12日~2014年1月5日 東京ステーションギャラリー
2014年4月12日~6月8日 岩手県立美術館

植田正治、生誕100年記念展が続々開催
植田正治とロベール・ドアノー(10月5日~11月30日:植田正治写真美術館)
植田正治とジャック・アンリ・ラルティーグ(11月23日~1月26日:東京都写真美術館)

Shoji Ueda: Process and Creation

□ format : 257×190×20mm
□ binding : softcover
□ page : 224 pages

Special online price:
3,000 yen (JPY)

SOLD OUT

Order Information
http://www.seigensha.com/order_overseas

*Payment may be made by Mastercard, Visa, American Express and JCB.

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植田正治のつくりかた

□ 判型:B5変型
□ 総頁:224頁
(2色136頁、4色64頁ほか)
□ 並製
□ ISBN 978-4-86152-411-0 C0072

定価:3,000円+消費税
在庫切れです。
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書 評

植田正治のつくりかた―朝日新聞12月15日掲載

 今年が生誕100年にあたる写真家の1929年の少年時代から2000年に亡くなる直前までの写真155点が収められている。写真なるものの機微をわきまえた成相肇のテキストは、植田の発想を、ていねいに解き明かしている。

タイトルに「つくりかた」とあるが、「つくる」の語は写真になじまないように思われる。写真は、ほんらい「とる」もののはずだからである。「つくる」という語は、 真を狙う写真の在り方を害するようなニュアンスを帯びるのだ。

 「つくる」写真家である植田正治が注目を集めるゆえんだが、植田の「つくりか た」は一筋縄ではない。

 代表作のひとつ「パパとママとコドモたち」は、写真家みずからの家族を撮ったものなのに、人物配置の間の取り方は、いたってクールで空々しい。ぬくもりの関係である家族の真を、演出が台無しにしているかに見える。

 だが、写真に撮られること、そして写真を撮ることの非日常性に思い至るならば、 また、現代における家族の在り方を思い起こすならば、この空々しさこそ、かえってリアルに感じられてこないでもない。異化によって初めて捉えうるリアルさがあるのだ。

 「つくる」ことが「とる」ことであるという逆説。植田正治の「つくる」が一筋縄ではないよいうゆえんである。

北澤憲昭(美術評論家)

植田正治のつくりかた―週刊読書人12月6日掲載

写真家・ホンマタカシ氏インタビュー

 ―今年は植田正治生誕100年ということで、東京ステーションギャラリーで「植田 正治のつくりかた」展が開催中です。他にも東京都写真美術館の「植田正治とジャッ ク・アンリ・ラルティーグ 写真であそぶ」展など、いくつか関連展示が行われてい ます。今回展示を担当して感じたのは、作品点数が非常に多い一方で、植田正治自身 がコントロールして特定のスタイルを形成していることです。抱かれている温和な印 象とは裏腹に、あるしたたかさのようなものを感じました。それをタイトルの「つく りかた」に込めています。また素朴な感想として、今回「新発見」として未発表のカ ラー写真を展示しているわけですが、未発表という判断にどれだけ植田正治の意図を 読み取るかが難しかった。そもそも僕が本格的な写真展を企画した経験がなかったの で、バージョン違いや没後のニュープリントの扱いの困難さを強く意識させられまし た。

ホンマ ニュープリントは誰のディレクションで焼かれるんですか。

 ―写真美術館専門調査員の金子隆一さんの監修です。現像も生前から植田正治と親 交のある銀遊堂で行っています。

 ホンマ そこが写真はおもしろいと思うんでう。植田さんが亡くなっても作品が生 まれるのは、クラシック音楽が作曲家が亡くなっても演奏されていくように独特です よね。絵画ではありえないでしょう。……(後略)……

(インタビュアーは同展の担当学芸員・成相肇氏)

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