青幻舎 SEIGENSHA Art Publishing

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中国手仕事紀行

定価:
2,750円(本体2,500円)
著者:
奥村忍
写真:
在本彌生
編集:
石田エリ
判型:
A5変型
総頁:
296頁
製本:
並製
ISBN:
978-4-86152-765-4 C0026

少数民族たちの“生きた"民具を求めて、
中国の奥地を彷徨い歩いた10年間。

民藝とは民衆的工芸の意味で、1920年代半ばに柳宗悦が生み出した言葉ですが、無名の職人が作った実用的な工芸品に、美術品に負けないほどの美しさがある、と柳は主張しました。

日本や世界の各地から集めた手しごとを中心とした生活雑貨のお店、「みんげい おくむら」は店主の奥村忍(おくむら・しのぶ)が柳をはじめ、民藝の先達たちの思いを受け継ぎつつ提案する、今の時代、今の生活に合った「みんげい」の品々が人気のウェブショップです。

また、奥村は食通としても知られており、食にまつわる連載を持つほどですが、中国の田舎の旅では食が何よりの楽しみといい、日本とは比較にならないほど多彩な中華料理が次から次へと登場し、見る者の目を刺激します。

また本書の写は、世界各国を旅して作品を撮り続けている写真家 在本彌生が奥村に同行して撮影したものです。在本の感性によって現地の色彩が鮮やかに切り取られています。

手仕事も急速に失われ、いつまで見られるのか分からないという現実があります。本書がありし日の中国を記録した、貴重な文献となる日も遠くないかも知れません。

奥村 忍(おくむら・しのぶ)
みんげい おくむら(株式会社奥村商店)代表取締役。1980年千葉県生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業後、放浪。のち商社で輸入業務(アジア・中東・アフリカ全域を担当)、メーカーで営業・小売店統括を経て独立。WEBショップ『みんげい おくむら』を2010 年オープン。国内外から手仕事による生活道具(いわゆる民藝)を提案している。

在本彌生(ありもと・やよい)
東京生まれ。大学卒業後、外資系航空会社の乗務員として勤務。各国を移動する中、乗客に勧められ写真を撮り始める。2006年よりフリーランスフォトグラファーとしての活動を開始。現在は雑誌、書籍、広告、展覧会などで写真、映像作品を発表している。近著に写真集「わたしの獣たち」(青幻舎)、「熊を彫る人」(小学館)がある。

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