新刊案内

藤森照信のクラシック映画館

はじめて解き明かされる日本の「映画館」の歴史! 

“映画黄金期”と呼ばれた昭和30年代には7,000軒以上が存在していた映画館も、今や多くが消え、昔ながらの姿を留める館は100軒に満たない。本書では、世を風靡しながらも見過ごされてきた「映画館」の歴史を、藤森氏が丹念に掘り起こす。

浅草にはじまり、関東大震災後のバラックを経て、新宿(武蔵野館)、有楽町(日劇)へと爆発的拡大をとげ、大正期に全国へ広がった映画館はどのようにして作られたのか?地方にわずかに残る映画館の探訪記も含む、「娯楽の殿堂」の特異な奇跡!

 

 

藤森照信(ふじもり てるのぶ)
1946年長野県生まれ。建築史家、建築家。東京大学名誉教授。著書に『日本の近代建築』『タンポポの綿毛』など多数。45歳で建築家としてデビュー以後、〈タンポポハウス〉、「ラ コリーナ近江八幡」の〈草屋根〉〈銅屋根〉など、自然と人工物が一体となった建物を多く手掛けている。

中馬聰(ちゅうま さとし)
大阪府出身。映写技師として働くかたわら、2007年から全国の映画館を撮り続ける。著書に『中馬聰写真集 映画館』など。

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藤森照信のクラシック映画館

著者:藤森照信

写真:中馬 聰

デザイナー:櫻井久

□ 判型:A5変型
□ 総頁:232 頁
□ 製本:並製
□ 定価:2,500円+税
□ISBN978-4-86152-595-7 C0052

我我

雑誌や広告、写真集などでの撮影で活躍を続けるフォトグラファー 桑島智輝が、その妻で俳優の安達祐実を日々撮り続けた写真集

桑島智輝と安達祐実は2011年に写真集の撮影の仕事がきっかけで知り合い、約2年半を費やした安達の写真集『私生活』(集英社)の発表を経て、2014年に結婚。その後、現在に至るまで、桑島は被写体として安達を毎日撮影し続けている。

撮影はフィルムカメラで行われ、出来あがった写真はL判のプリントに現像しアルバムに入れて保管するというルーティンが続けられ、約8年が経った今、264枚入りのアルバムは100冊を超え、写真は35,000枚に及ぶ。

その途方もない量のアーカイブから、本書では2015年11月13日の結婚記念日から、2人にとって初めての子どもの誕生を挟んだ、約3年間にフォーカスを当てた。3年間といっても対象となる写真はアルバム70冊分、18,500枚を超える量となった。そこから1年半という時間をかけ、135枚に凝縮された写真は、有名俳優である妻とフォトグラファーである夫という前提を忘れさせ、あらゆる要素が輪郭を失い、透明になっていった。

妻と夫/被写体とフォトグラファー。レンズを挟んで営まれる夫婦の、家族の日常。そこにあるのはカメラを媒介にして成り立つ、ただひたすらに純粋なコミュニケーションのかたち。

本書は、写真史において数多くの写真家達が連綿と続いてきた、「家族写真」というジャンルに新しい地平を開く1冊となるだろう。

 

 

桑島智輝(くわじま・ともき)
1978年岡山県岡山市生まれ。写真家。2002年に武蔵野美術大学卒業後、鎌田拳太郎氏に師事。04年に独立後、雑誌やタレント写真集、広告で活躍している。13年に、約2年半の安達祐実を収めた写真集「私生活」を発表。14年に結婚。今でも毎日、安達を撮影し続けている。不定期で更新している安達のオフィシャルwebの写真がネットで話題に。

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我我

著者:桑島智輝

   安達祐実

デザイナー:町口景

□ 判型:A5
□ 総頁:160 頁
□ 製本:上製
□ 定価:2,500円+税
□ISBN978-4-86152-756-2 C0072

サムライ 天下太平を支えた人びと
Samurai—Peacekeeping Contributors in Edo Period

鍛える、学ぶ、一杯やる。
江戸のサムライ、その日常。

フェリーチェ・ベアトが撮影した江戸の風景写真、「遠山の金さん」として親しまれる遠山景元、「幕末の三舟」として知られる勝海舟、高橋泥舟、山岡鉄舟など、現代でも名の知れたサムライたちの所用品をはじめ、ロシアで撮影された遣欧使節団の肖像写真など、風俗画や古写真、古記録、当時の道具類など、約200点の多彩な資料を駆使し、大都市江戸に生きたサムライの日常の姿を浮き彫りにします。

展覧会情報
江戸東京博物館「士サムライ -天下太平を支えた人びと-」
2019年9月14日(土)〜11月4日(月・祝)

 

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サムライ

著者:江戸東京博物館

デザイン:野村勝久

□ 判型:B5変型

□ 総頁:232頁
□ 製本:並製
□ 定価:2,315円+税
□ ISBN978-4-86152-751-7 C0021

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 □2019年9月刊行予定

Light of the Ring

散歩途中の近所の聖地
体内メトロノームのリズムが整っていく…

世田谷八幡宮の境内奥、わずか50㎝を土を盛っただけの素朴な土俵。子どもたちは相撲ごっこで遊び、カップルは何かの決意をし、通りがかりの人々は頭を下げる。静かな光をたたえながら永遠の「円」を描く「近所の聖地」を著者は慈しみ、身体の振り子に従うように、右を撮り、左を撮るを繰り返した2年の日々。

右を撮り、左を撮る、この途方もなく単純な行為=運動によって、
第3の写真を限りなく薄く美しく磨き上げていく、
本書の技法のみが可能にした偶然がここにある。 
ー上野修(写真評論家)

伊藤之一(いとう ゆきかず)
1966年愛知県生まれ。1991年日本大学芸術学部写真学科卒後、博報堂フォトクリエイティブ(現、博報堂プロダクツ)に入社。2000年伊藤写真事務所を設立。広告撮影と平行した自主制作は、展覧会と写真集刊行の両輪で積極的に展開中。2003年東京湾の水平線を繊細な色合いで撮影した「入り口」(銀座ニコンサロン、写真集WALL出版)、2007年「電車カメラ」(WALL)、2008年高岡一弥・高橋睦郎共著「百人一首」(ピエブックス) 、2009年「雨が、アスファルト」(WALL)、2016年「テツオ」(日本カメラ社)、2016年「under glass」(ITO PHOTO OFFICE)など。

展覧会
刊行記念展
恵比寿・ABGアメリカ橋ギャラリー 2019年10月2日-10月7日

 

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Light of the Ring

著者:伊藤之一

デザイン:林琢真

□ 判型:A4変型 横型

□ 総頁:108頁
□ 製本:上製
□ 定価:3,500円+税
□ ISBN978-4-86152-750-0 C0072

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クラウドファンディングストーリーズ
— 共感で世界を動かした10のケーススタディ-

これまで担当したプロジェクト総数600件以上、支援総額は5億円以上!
日本型クラウドファンディングのパイオニア、初の著書!!

年々国内市場が拡大し続け、最近では東京都が手数料を一部負担する取り組みを始めるなど、市民権を得た感のあるクラウドファンディング。そのクラウドファンディングが日本に初めて上陸した時に運営会社の立ち上げメンバーとして関わり、数々のプロジェクトを担当してきた著者が、あまたあるプロジェクトの中から10のストーリーを紹介。クラウドファンディングの本質と、成功のメカニズムを知ることができる、これまでなかった書籍。

〈10の実例〉
⒈キングコング西野亮廣の、NYでの初原画展開催
⒉車椅子ユーザーのためのモビリティ「WHILL」
⒊Googleがスポンサーの月面探査コンテストに参加する「HAKUTO」
⒋渋谷のコワーキングスペース「co-ba」
⒌ストリートから生まれた写真家・JR
⒍音楽家・湯川潮音
⒎カメラメーカー「ロモグラフィー」
⒏現代美術家の宮島達男さんが東北に設置する作品「時の海」
⒐押し花で女性を表現したアート「flora」
10.老舗和菓子屋「一幸庵」とその仕掛け人

出川光(でがわ こう)
クラウドファンディングディレクター。武蔵野美術大学卒業後、リクルートコミュニケーションズを経て、3人目の社員として株式会社CAMPFIREに入社、2015年に独立。MotionGalleryのディレクター、heyMAGAZINEの編集。

 

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クラウドファンディングストーリーズ

著者:出川光

デザイン:矢後直規

□ 判型:A5変型

□ 総頁:272頁
□ 製本:並製
□ 定価:2,000円+税
□ ISBN978-4-86152-753-1 C0030

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日本の美 美術×デザイン -琳派、浮世絵版画から現代へ-

琳派、浮世絵版画から現代絵画、ポスターまで、多様な日本の美を紹介

日本美術のもっとも大きな特徴である「装飾性」に注目。日本人が古来より生み出してきたさまざまな装飾的な表現を、やまと絵の伝統を
基盤におきながら斬新な表現と装飾性の強い大胆な構図により一頂点を築き上げた「琳派」、庶民芸術として開花し海外にわたりジャポニ
ズムを巻き起こした「浮世絵」、さらには近現代日本美術、現代デザインまで、デザイン性にすぐれた豊かな表現による約60作家、約250
作品で紹介。現代でも多くのアーティストやデザイナーに受け継がれる、古今のアートとデザインの競演を独自の視点と分類でまとめあげた資料性の高
い一冊。

<主な掲載作家>
浅井忠、伊藤若冲、歌川広重、尾形光琳、葛飾北斎、神坂雪佳、亀倉雄策
加山又造、喜多川歌麿、酒井抱一、鈴木其一、田中一光、東洲斎写楽、
永井一正、福井江太郎、福田平八郎、柳宗理、山本太郎、横山大観ほか


関連展示
日本の美美術×デザイン -琳派、浮世絵版画から現代へ-
富山県美術館 2019年8月10日(土)〜10月20日(日)
前期 8月10日(土)〜9月16日(月・祝)、後期 9月21日(土)〜10月20日(日)

 

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日本の美

著者・監修:富山県美術館

デザイン:三木健

□ 判型:A4変型 (210 × 210 mm)

□ 総頁:208頁
□ 製本:並製
□ 定価:2,500円+税
□ ISBN978-4-86152-754-8 C0071

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宮永愛子 漕法(そうほう)

揺らぎながら変化を続ける世界と向き合う私たち

「漕法(そうほう)」とは舟を漕ぐ方法を意味する言葉。果てしない年月のなか、揺らぎながら変化を続ける瀬戸内の島々。私たちもまた日々を紡ぎ、懸命に世代を重ねていくことで自身の景色を少しずつ変えていく。日本の現代美術の次代を担う宮永愛子、2012年刊行の初作品集「宮永愛子 なかそら−空中空−」以来7年ぶりの作品集。常温で昇華するナフタリンなどを素材に「変わりながらも存在し続ける世界」を表現する宮永愛子の大規模個展の公式図録として刊行する。瀬戸内の景色やそこで暮らしてきた人々が積み重ねる時間をテーマに、澄んだ音色を奏でる讃岐名石「サヌカイト」を素材とする新作インスタレーションの展示風景、代表シリーズ「手紙」「life」など、独自の世界観で記憶や時間や音を想起させる作品群を掲載。

小説家・小川洋子が描く宮永愛子の世界、ミニエッセイを収録
高松市美術館「宮永愛子展 漕法 MIYANAGA Aiko Rowing Style」公式図録
瀬戸内国際芸術祭2019出品作家


宮永愛子 (みやなが・あいこ) 
京都市生まれ、1999年京都造形芸術大学芸術学部美術科彫刻コース卒業、2008年東京藝術大学大学院美術研究科先端芸術表現専攻修士課程修了。日用品をナフタリンでかたどったオブジェや、塩、陶器の貫入音や葉脈を使ったインスタレーションなど、気配の痕跡を用いて時を視覚化する作品で注目を集める。2013年「日産アートアワード」初代グランプリ受賞。主な個展に「宮永愛子:なかそら―空中空―」国立国際美術館(大阪、2012)、「みちかけの透き間」大原美術館有隣荘(岡山、2017)など。

関連展示
高松市美術館「宮永愛子展 漕法 MIYANAGA Aiko Rowing Style」
2019年7月17日(水)〜9月1日(日)

 

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宮永愛子 漕法

著者:宮永愛子
監修:高松市美術館

デザイン:名久井直子

□ 判型:A4変型
□ 総頁:128頁
□ 製本:上製
□ 定価:3,500円+税
□ ISBN978-4-86152-746-3 C0070

加藤泉 LIKE A ROLLING SNOWBALL

生命力あふれるプリミティブな絵画と造形

四半世紀の活動を網羅する作品集

1990年代より欧米・アジア各国で精力的に発表を重ねてきた加藤泉。その全貌に迫る展覧会が、ハラミュージアムアークと原美術館で約半年間にわたり開催される。本書は、それら2つの展覧会の出品作品をフルカラーで網羅し、ビブリオグラフィ、バイオグラフィ、論評とともに掲載。これまでの約四半世紀にわたる活動の歩みをたどる一冊となる。

作家・原田マハによるエッセイを収録。
代表作から未発表作まで約200点を掲載。
ハラミュージアムアーク、原美術館 両館での展示風景を撮りおろし掲載。

 

 

加藤泉(かとう いずみ)
1969 年島根県⽣まれ。東京と⾹港を拠点に活動。1992 年武蔵野美術⼤学造形学部油絵学科卒業。「リトルボーイ:爆発する⽇本のサブカルチャー・アート」ジャパン・ソサエティー・ギャラリー(ニューヨーク、⽶国、2005 年)、第52 回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展「Think with the Senses−Feel with the Mind. Art in the Present Tense」(キュレーター:ロバート・ストー / イタリア館、ヴェネチア、イタリア、2007 年)を契機に、国際舞台でも活躍。


関連展示
「加藤泉 LIKE A ROLLING SNOWBALL」
ハラミュージアムアーク: 2019年7月13日(土)〜2020年1月13日(月・祝)
原美術館: 2019年8月10日(土)〜2020年1月13日(月・祝)

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加藤泉 LIKE A ROLLING SNOWBALL

著者:加藤泉
デザイン:重実生哉

□ 判型:A4
□ 総頁:160 頁(仮)
□ 製本:並製
□ 予価:3,800円+税
□ ISBN978-4-86152-747-0 C0071

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 □2019年9月刊行予定

ちいさな美術館 ピカソ

青幻舎ポストカードブックシリーズに、満を持してピカソが登場!

箱根彫刻の森美術館「ピカソ館」が誇る約320点のピカソ・コレクションから油彩、水彩、版画、陶芸、写真など、バリエーション豊かな名作32点を厳選して収録。

序文:彫刻の森美術館主任学芸員 黒河内卓郎


関連書籍

『ちいさな美術館シリーズ』

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ちいさな美術館 ピカソ

□ 判型:各A6判
□ 総頁:32葉
□ 並製(ポストカードブック)
□ 定価:本体1,200円+税
□ISBN978-4-86152-742-5 C0071

 

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絵本原画ニャー!
ー猫が歩く絵本の世界ー

絵本の中でしか出会えない猫たちが、大集合! 

今もっとも注目されている若手から、誰もが知っているロングセラー作家まで。15組の絵本作家が描く猫たちを、約200点の原画やスケッチ、制作資料で紹介。絵本の中の猫たちをよーく見てみると、太い線で描かれたり細い線で描かれたり、現実の猫に似ていたり、へんてこりんな色だったり…1匹たりとも同じ猫がいないことに気づきます。本書は、さまざまに描かれた猫たちを通して、絵のおもしろさ、不思議さをみつめるものです。

【収録作家】
100%ORANGE、町田尚子、ささめやゆき、瀬川康男、きくちちき、あきびんご、馬場のぼる、にしまきかやこ、石黒亜矢子、片岡まみこ、
ハンス・フィッシャー、加藤休ミ、牧野千穂、きむらよしお、大道あや
(*掲載順)

☆特別付録☆
1.おかざき乾じろによる描き下ろしミニ絵本『ねこかしら』
 (岡﨑乾二郎 造形作家)
2.15組の猫勢ぞろいシール

寄稿:ぱくきょんみ(詩人)
執筆:福永信(小説家)


関連展示

2019年7月6日〜9月1日 尾道市立美術館
2020年 高松市美術館、豊橋市美術館
2021年 川越市立美術館

 

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絵本原画ニャー!

編集:筒井大介
執筆・構成:福永信

デザイン:椎名麻美

□ 判型:A5

□ 総頁:160頁
□ 製本:並製・片観音仕様
□ 定価:2,200円+税
□ISBN978-4-86152-744-9 C0071

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