青幻舎WEBマガジン
FOLK TOYs NIPPON にっぽんの郷土玩具 横田百合のオトンコレクション
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#7 「新潟 水原(すいばら)山口人形」

新潟 水原土人形 三番叟

三番叟

 

さんばそうは歌舞伎や能に登場するおめでたい舞で、郷土玩具のモチーフとしても、
各地で数多く作られました。 徳四郎さん百歳の時のもの(左)と、それよりさかのぼること25年前ごろ(右)の徳四郎さんのもの。
すでに家にあることを知らずにオカンがお土産に買ってきたそうです。こうやって並べてみると、
同じ人が作ったものでも、年代で表情が違って、おもしろく味わい深いです。

新潟 水原(すいばら)山口人形

200年以上前から作られる、京都 伏見人形の流れをくむ土人形です。
白・朱・藍・黒を基調とした独特の色彩は、受け継がれていく中で工夫が凝らされ、
素朴な中にも華やかで洒落た雰囲気が漂います。

オトンのコレクションは、鳩屋 六代目 今井徳四郎さんのもの。
戦争で一時中断されたこともあったようですが、百歳で亡くなられるまで、土人形に限らず、
三角だるまや、からくり玩具のペタクタ、木馬の復元、張り子の海老など、多彩に勢力的に製作をされていたようです。

新潟 水原 山口人形 猿まわし

猿まわし

新潟 水原 山口人形 福良すずめ

福良すずめ

新潟 水原 山口人形 鳩笛

鳩笛

これは雄です。

新潟 水原 山口人形 子守

子守り


新潟 水原 山口人形 馬乗り鎮台

馬乗り鎮台

新潟 水原 山口人形 三角だるま

三角だるま

三角だるま
全国的に見ても類を見ない、独創的な三角だるまは、つのんぎょう、おころびなどとも呼ばれ、
新潟地方では数多くさまざまに作られていたようです。紙や経木をラッパ状に丸めて、土のおもりを付けたもの。
おきあがりの姿は結婚式や出産といった、おめでたい席には欠かせない縁起ものです。
今も大人気のこのユーモラスでひょうきんな表情の三角だるまは、徳四郎さんが考案されたとか。
山口人形は、七代目 伝三さん、八代目 和博さんへと受け継がれています。

プロフール

横田百合のオトン

横田百合のオトン

昭和2年生まれの現在86歳。
奈良県在住。
30代で郷土玩具の魅力に目覚める。現地を旅したり、物産展に足繁く通ったり、日本郷土玩具の会に入ったりしながら、マイペースながらも集めた数は700点あまり。

横田百合

実家でオトンと二人で暮らすなか、40代で郷土玩具に目覚める。instagram(@yuriplus)にオトンの郷土玩具コレクションをオトンコレクションとして約1年、ほぼ毎日2点のペースで投稿。大阪玉造バンコにて2012年オトンコレクション「こけし展」、2013年オトンコレクション「はりこ展」を開催。2014年京都マヤルカ古書店にてオトンコレクション「写真展」を開催。大阪こけし教室会員。

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