青幻舎WEBマガジン
FOLK TOYs NIPPON にっぽんの郷土玩具 横田百合のオトンコレクション
8

#8 「琉球張子1」

琉球張子 鯉乗り童子

鯉乗り童子
鯉は滝を昇って龍になる縁起もの五月の節句に飾る

 

沖縄の郷土玩具は日本のほかの地域とは、趣の異なる独特のものです。
モチーフ、かたち、色、素材などに
沖縄の風土や文化、また大陸からの影響が色濃く感じられます。

沖縄では琉球王朝の時代から
旧暦の五月四日に前後して数日間、ユッカヌヒー(四日の日)という玩具市がたち、
張子や土人形、木で出来たおもちゃがたくさん売られました。
子どもたちの魔除けや厄除け、健やかな成長を願って
買いあたえたり、贈ったりする風習があったそうです。
子どもたちが心待ちにした年に一度のユッカヌヒーも、
今ではなくなってしまったそうですが玩具は張子をおもに、今も作られています。

琉球張子 チンチン馬

チンチン馬

競馬場に向かう王様の晴れ姿。
箱の下に車がついていて動かすと首が上下に動く

琉球張子 タウチー(闘鶏)

タウチー(闘鶏)

首がゆらゆら揺れる

琉球張子 シシメーサー(獅子舞)

シシメーサー(獅子舞)

獅子の腹に巻かれた五色の輪は招福祈願

琉球張子 ウッチリクブサー

ウッチリクブサー

沖縄のだるま
中国系の美人


琉球張子 ジュリグァーブトゥキ

ジュリグァーブトゥキ

琉球張子 ホートゥグァー

ホートゥグァー

今回、載せたものの多くは古倉保文さんが作られたもの。
郷土玩具の蒐集家だった古倉さんは時代とともに消えゆくものを惜しみ
40代で自ら玩具の製作に取り組まれたそうです。
子どもの頃の記憶を頼りに、50年にわたって数多くの玩具を復元されました。

小倉さんの玩具は、今はお孫さんに受け継がれています。

プロフール

横田百合のオトン

横田百合のオトン

昭和2年生まれの現在86歳。
奈良県在住。
30代で郷土玩具の魅力に目覚める。現地を旅したり、物産展に足繁く通ったり、日本郷土玩具の会に入ったりしながら、マイペースながらも集めた数は700点あまり。

横田百合

実家でオトンと二人で暮らすなか、40代で郷土玩具に目覚める。instagram(@yuriplus)にオトンの郷土玩具コレクションをオトンコレクションとして約1年、ほぼ毎日2点のペースで投稿。大阪玉造バンコにて2012年オトンコレクション「こけし展」、2013年オトンコレクション「はりこ展」を開催。2014年京都マヤルカ古書店にてオトンコレクション「写真展」を開催。大阪こけし教室会員。

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