書籍

いろは判じ絵
―江戸のエスプリ・なぞなぞ絵解き

江戸時代、大人から子どもまで庶民に大流行した「絵で見るなぞなぞ」、〈判じ絵〉。
江戸名所に日本地図、人気役者、力士、伝説上の人物などの人名や、食べものから動植物、勝手道具、子どもの遊びに人々の欲望、果ては手紙まであらゆるものが〈判じ絵〉に取り上げられました。
その流行は、江戸の人々にとって浮世絵というメディアがいかに身近で手軽な存在だったかを物語るものともいえるでしょう。

浮世絵師たちが趣向を凝らしたさまざまな図柄の組み合わせやそこから生まれた珍問・難問には、当時の遊び心がたっぷり詰まっています。
本書では、その数およそ500問をいろは順にご紹介。現代人のユーモアとセンスをフル稼働して、江戸ごころを楽しんでみましょう。
頭文字を手掛かりに、さあ、江戸の庶民と知恵比べ。

関連展示

判じ絵の世界展

□ 著者:岩崎均史
□ 判型:文庫判
□ 総頁:324頁
□ 並製
□ ISBN 978-4-86152-435-6 C2071
定価:1,650円(税込)

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