布の記憶 江戸から昭和―受け継がれる用美
- 定価:
- 3,080円(本体2,800円)
- 著者:
- 森田直
- 編集:
- 永井正子
- 撮影:
- 高安和実
- デザイン:
- 原拓郎
- 判型:
- A5判
- 総頁:
- 256頁
- 製本:
- 並製
- ISBN:
- 978-4-86152-326-7 C0072
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人は生まれたその日から布に包まれ、生涯、布とともに暮らします。
海や山の仕事着、祝着、祭着、夜具、風呂敷、草履―
昭和45年から「古民藝もりた」を営み、骨董古美術のあたらしい楽しみ方を提示してきた森田直氏が愛する、「働く布」のコレクション。230点拝見。
◆掲載内容
筒描/型染/絞り/絣/裂織/残糸織/縞文様/子どもの着物/刺子/草木布/接ぎ合せ/BORO/古裂/更紗/足ごしらえ/汗はじき/時代のデザイン/文字布
寄稿:尾久彰三/杉本博司/田中雍子/吉岡幸雄
本書は、美しい古布の写真だけを示しながら、その背後で、森田さんが柳ゆずりの眼を働かせ、柳と同様の美の仕事をしてこられたこと。
故に、日本の民芸の世界に、無くてはならない人だ、ということを、教えてくれるのである。―尾久彰三
日本という国は、ついこのあいだまで、エコでリサイクルで、サステイナブルな国だったことが、裂織ひとつ見ても伺える。
使い古された布は、裂かれて、再び織られ、また違った美しさをたたえて再生されるのだ。―杉本博司
森田直(もりた・ただし)
昭和45年、南青山に「古民藝もりた」を開店。温厚な人柄と造詣の深さで知られ、顧客層も骨董好きからアパレル関係のデザイナー、茶道関係者、芸術家など幅広い。
著書に『木の古民藝』ほか。