団地のはなし 彼女と団地の8つの物語
- 定価:
- 1,650円(本体1,500円)
- 著者:
- 東京R不動産
- アートディレクション:
- 大島依提亜
- 判型:
- 四六判
- 総頁:
- 144頁
- 製本:
- 並製
- ISBN:
- 978-4-86152-615-2 C0095
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特徴のある物件だけが並ぶ、ちょっとマニアックな不動産屋「東京R不動産」。「衣」「食」に比べて選択肢が少なかった「住」に、自由な発想で様々な提案をしてきました。そんな「東京R不動産」がいま注目しているのが「団地」。
ハコが規則的に並んだような外観や、「ノスタルジック」「レトロ」といった固定されたイメージで語られることの多い団地ですが、敷地内に公園や保育園、プールや小さな商店街があったり、豊かな緑に囲まれていたりと、あまり知られていない魅力が沢山詰まっています。
本書ではその多様な世界に触れるきっかけになるような様々な物語を用意しました。
山内マリコ、松田青子による団地を舞台にした小説。
詩集が映画化されるなど注目の詩人、最果タヒによる書き下ろしの詩。
ジェーン・スー、佐々木俊尚両名による団地の可能性を考察する対談。
女優、モデルとして活躍する菊池亜希子の住まいについてのインタビュー。
その他、フォトエッセイ、漫画、フォトストーリーとビジュアルコンテンツも盛り沢山。
まさに窓の数だけストーリーがある団地のような、様々なジャンルの物語を読んで体感することでめくるめく団地ワールドに読者を誘います。
豊かな環境や地域に根ざしたコミュニティといった観点から、一部で見直しの機運も高まっている団地。これまで団地に興味を持つ機会があまりなかった人たち、特に自分らしいライフスタイルを追求する女性たちに向けて東京R不動産が贈る、珠玉の団地短編集です。
《コンテンツリスト》
■小説
「マーリカの手記~一年の留学を終えて~」/山内マリコ
■詩
「ぼくらの心臓の間取りは」/最果タヒ
■フォトエッセイ
「巡る団地」/茂木綾子
■対談
「共同体だからできること」/ジェーン・スー×佐々木俊尚
■インタビュー
「間取りのあしどり」/菊池亜希子
■小説
「向かい合わせの二つの部屋」/松田青子
■写真
黑田菜月
■漫画
「P」「P+6」/カシワイ
■アートワーク
Noritake
東京R不動産
独自の視点で、不動産を発見し紹介していくウェブサイト「Real Tokyo Estate / 東京R不動産」を運営。普通の不動産紹介では紹介されない、物件の隠れた魅力を掘りおこす、不動産のセレクトショップであり、不動産メディア。
「多少古くても良いので、雰囲気のある家が良い」
「バルコニーが広かったり、ちょっと庭があるような物件に住みたい」
「倉庫のようなカッコいい物件を事務所にしたい」
「一戸建てを改装して住みたい」など、
人それぞれのこだわりや嗜好にひびく物件を紹介。
http://www.realtokyoestate.co.jp/