青幻舎

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30年目の新刊ラインナップ

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植物図鑑Ⅵ
ENCYCLOPEDIA OF FLOWERS vol.Ⅵ
東 信/椎木俊介(写真)
2025年春刊行予定

©︎Azuma Makoto & Shiinoki Shunsuke

「小さな種子でも、一粒、そしてまた一粒と根を張り、蒼々と茂っては草原となって、いずれは深々とした森となる。」
二人の作家活動20年の節目に刊行する、シリーズ第6弾

第一巻からライフワークとして続く土地も種類も異なる多様な花や植物をフラットに生ける《WHOLE》、通常の視覚では見ることのできない花の生命活動を映し出した2つの新作シリーズ《BREATH》(=呼吸)と《ORGAN》(=器官)。そして、メタ空間にのみ存在するデジタルブーケを仕立てた異色の作品群《INCUNABLA》(=揺籃)。4つのシリーズ、合計200点を超える写真を収録。

【仕様】
判型:A4変型
仕様:上製本
頁:本文312ページ

東 信
フラワーアーティスト。東京で花屋を営む傍ら、欧米、アジア、南米など実験的な作品を数多く発表するほか、2009年より実験的植物集団「東信、花樹研究所(AMKK)」を立ち上げ、世界各地で作品発表を重ねる。独自の視点から植物の美を追求し続けている。

椎木俊介
ボタニカル・フォトグラファー。東が植物による造形表現をはじめると同時にカメラを手にし、写真家としての活動をスタートさせる。東の作品を撮影するほか、近年は映像制作にも力を入れ、多岐に渡る活動を展開。刻々と姿かたちを変容させる生命のありよう、その瞬間美を鋭く切り取り続けている。

https://azumamakoto.com/

岡田 敦
The Horses of Yururi Island
ユルリ島の馬

2025年春刊行予定

「最後の馬が消えてしまう前に、この本を出したいと思いました」—(写真家・岡田敦)

人間が住むことをやめてから半世紀以上、馬たちだけが暮らす「幻の島」を写真家 岡田敦が10年以上にわたり撮り続けた、消えゆくものたちの姿と風景を記録する写真集。

日本の本土最東端、根室半島の沖合に浮かぶ周囲8キロメートルの無人島、ユルリ。この島が馬だけが生息する上陸禁止の無人島となった背景には、開拓から先の大戦を経て現在へと続く北海道の歴史が深くかかわっている。ー(本文より)

【仕様】
判型:B5変型
仕様:布貼り上製本
頁:本文304ページ

 

岡田 敦
写真家・芸術学博士。1979年、北海道生まれ。大阪芸術大学芸術学部写真学科卒業。東京工芸大学大学院芸術学研究科博士後期課程修了。富士フォトサロン新人賞(2002年)、木村伊兵衛写真賞(2008年)、北海道文化奨励賞(2014年)、東川賞特別作家賞(2017年)、JRA賞馬事文化賞(2024年)を受賞。主な写真集に『I am』(赤々舎/2007年)、『ataraxia』(青幻舎/2010年)、『世界』(赤々舎/2012年)、『MOTHER』(柏艪舎/2014年)、『安田章大写真集 LIFE IS』(マガジンハウス/2020年)、『エピタフ 幻の島、ユルリの光跡』(インプレス/2023年)がある。作品は北海道立近代美術館、川崎市市民ミュージアム、東川町文化ギャラリー、東京工芸大学写大ギャラリーに収蔵されている。

http://okadaatsushi.com

高木由利子
Threads of Beauty 1998-2024
時をまとい、風をまとう。
<2025年夏頃刊行予定>

〈Threads of Beauty〉は、高木由利子が “日常的” に民族衣装を着ている人たちを撮影したシリーズです。「顔も、表情も、服と一緒になって存在している人」を探して、12カ国、26年をかけて撮影を続けてきました。本書はこれまで撮影されてきた1000枚を超える写真のなかから、約150枚ほどに厳選し1冊にまとめるものです。

高木はこの旅を通して出会った人々に、服の原点を見出します。
「服は人にとって、Identityである財産であり、同時におしゃれは喜びである」。

彼女が旅をはじめた1998年時から現在までの間にも、グローバル化により装いの風情は失われてきました。
しかしながら、彼女の心を深くとらえた服と人の結びつき――写真に映し出されたその美しさ――は、人の営みを支える一部でもあり、しなやかな強さをもっているのです。

その他の注目タイトルも順次公開予定です!