青幻舎

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30年目の新刊ラインナップ

インデックス

coming soon

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SEIGENSHA×TASCHEN New Basic Art Series
モネ CLAUDE MONET/ゴッホ VINCENT VAN GOGH

<2025年夏頃刊行予定

「この魅力的な小型の書籍シリーズは、洗練された造本と卓越した図版、
知的な文章を特徴としている。各巻が、ファストフード的手軽さと高カロリーな情報で、それぞれのテーマについて時や場を選ばず楽しませてくれる」
(『ニューヨーク・タイムズ』紙)

ドイツのアート系出版社TASCHENが1985年にスタートしたベストセラーシリーズ、待望の日本語版が創刊!
第一弾はモネとゴッホ、第二弾ではルノアール、ベーコン。
続々と刊行予定!!
専門的でありながらわかりやすい解説と美しい図版がコンパクトにまとまっていて、それぞれの作家への理解が一気に深まるシリーズです。

【仕様】
判型:H266×W216mm
総頁:96頁
製本:上製

TASCHEN(タッシェン)
「 ベーシック・アートシリーズ」の最初の発刊は、1985年のタッシェン初の出版物『ピカソ』にさかのぼります。以来、本シリーズは出版史上最高のベストセラー美術全集へと成長を遂げ、簡潔でコンパクトなアート入門書として200タイトルを数え、20カ国語以上に翻訳されるまでになっています。

川島小鳥
写真集 サランラン 사란란 (Sa-lanlan)
 
<2025年5月刊行予定

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「とても寂しくて、寂しかったから自由で、すごく寒かったけど、すべてが暖かかった」(写真家・川島小鳥)

秋から冬、ソウル。次の春が来るまでの7ヶ月間。そこで触れた夜の街、澄んだ空気、漢江、寂しさ、ひしめく情熱、出会った人たち。ひとり研ぎ澄まされて歩いた街がだんだん馴染んで、すこし優しくなっていく。凝縮と解放の写真たちが1冊の作品になりました。

【著者】
川島小鳥
【装丁】
米山菜津子

【仕様】
判型:A4変
総頁:240頁
製本:並製

川島小鳥
写真家。早稲田大学第一文学部仏文科卒業。
主な作品集に『BABY BABY』(2007)、 『未来ちゃん』(2011)、 『明星』(2014)、谷川俊太郎との共著『おやすみ神たち』(2014)、 『おはようもしもしあいしてる』(2020)、『(世界)2』(2021)、『s(e)oulmate』(2024)。第42回講談社出版文化賞写真賞、第40回木村伊兵衛写真賞を受賞。

公式サイト:http://kawashimakotori.com/
Instagram:@kotori_kawashima

【同タイトルの展示が韓国・ソウルにて開催中】
川島小鳥『サランラン / 사란란』
会期:2025年2月26日(水)-10月12日(日)
会場:ソウル美術館(서울미술관)
www.seoulmuseum.org
Instagram:@seoulmuseum

こうの史代
鳥がとび、ウサギもはねて、花ゆれて、走ってこけて、長い道のり

<2025年春刊行予定

©こうの史代
©こうの史代
©こうの史代

漫画生活30周年! 
漫画という表現への好奇心、冒険する心に満ちた
こうの史代のこれまでといまを一冊に!

漫画家、こうの史代の仕事の全貌がわかる一冊です。
漫画原画の数々に加え、ロングインタビュー、貴重な単行本未収録作品やデビュー前の未発表作品を収録。
森下達(創価大学文学部准教授。ポピュラー・カルチャー研究)による詳細な解題のほか、初めて作成されるこうの史代年譜など、アンソロジー集としても読み応えたっぷり!
漫画家生活30周年を記念して、これまでの歩みといまを紹介いたします。

【監修】
福永信

【装丁】
佐々木暁

【仕様】
判型:A5
総頁:320頁(仮)

こうの史代
漫画家。1968年広島生まれ。広島大学中退。放送大学卒。1995年に「街角花だより」の連載で漫画家デビュー。「夕凪の街 桜の国」で第9回手塚治虫文化賞新生賞、第8回文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞受賞。「この世界の片隅に」で第13回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞、アニメーション映画(片渕須直監督)がロングラン大ヒットを記録。ボールペンだけで古事記を忠実に漫画化した「ぼおるぺん古事記」(古事記出版大賞稗田阿礼賞受賞)、東日本大震災の翌年から描き継がれている「日の鳥」、漫符を素材にした画期的な漫画図鑑「ギガタウン 漫符図譜」、百人一首と遊んだ華麗なるカラー1コマ漫画「百一」など、ひとつとして似ていない作品を続々と発表。今年4月に、最新作「空色心経」を刊行予定。ブログ「こうのの日々」では「空色心経」の制作過程やインコTさんとの日常、日々のスケッチなどを公開している。

ブログ「こうのの日々」
https://ameblo.jp/k234-2021/

新装版 昭和モダン 広告デザイン1920-30s
新装版 昭和モダン 看板デザイン1920-30s

2025年夏刊行予定

文庫になって再登場! 今からおよそ100年前、「デザイン」前夜の最先端。

本書では、日本の都市が大きく変貌を遂げた大正後期から昭和のはじめ、いわゆる「昭和モダン」と呼ばれた時代のデザインを紹介します。
カフェやバー、フルーツパーラー、洋品店などが立ち並び、都市文化が花ひらくなか、人目をひく新しい宣伝方法が活発に模索されました。新鮮な情報やイメージを伝え、表現するための商業美術(今でいうデザイン)が登場したのです。人々は看板、ポスターを前に立ち止まり、チラシを手に取り、高揚感をもってそれらを見つめたことでしょう。
デザイナーのパイオニアといえる当時の表現者たちのアイデア、魅力溢れる多彩なデザインの世界をお届けします。

[掲載例]
『新装版 昭和モダン 広告デザイン1920-30s』
小印刷物のデザイン(カレンダー・チラシ・便箋・封筒など)/カタログ・リーフレット/ポスター/包装紙・パッケージ/マッチラベル/カット/紙面広告 など

『新装版 昭和モダン 看板デザイン1920-30s』
看板のデザイン/売出し街頭装飾/ショーウインドー/店舗・店内/創作図案文字・レイアウト など

【仕様】
判型:文庫(A6判)
総頁:各224頁(仮)
製本:並製

Tokyo Jazz Joints 
2025年夏刊行予定

Coltrane Coltrane, Tosu © Philip Arneill

東京から各地へ。日本独特の文化地点「ジャズ喫茶・バー」追いかけた、二人の外国人によるプロジェクト。

北アイルランド出身の写真家フィリップ・アーニールとアメリカ出身の放送作家ジェームス・キャッチポールによるプロジェクト「Tokyo Jazz Joints」。
店という意味を表すスラングの「Joint」をプロジェクト名に入れたこの活動は、東京からはじまり北海道から沖縄までさまざまな土地を訪れた、愛すべきジャズ喫茶、ジャズバーの記録です。訪れた先には、岩手のBASIEや京都のjazz spot YAMATOYA、東京のジャズ喫茶 いーぐる、直立猿人、そして神奈川のダウンビートなどの名店も登場します。
二人が各地で目にしたのは、ジャズに情熱を注ぐマスターの個性と収集力、愛とこだわりが詰め込まれた博物館のようなジャズ喫茶・バー。ジャズ好きが耳を傾け、時にその愛を語らうこの空間は、日本特有の文化であり、二人は日本で暮らしていくなかでその興味深さに魅せられます。
そして2015年、時代とともに次々に姿を消してゆくこの市井の文化的遺産を撮影するプロジェクトを始動させました。

日本のジャズジョイントは、音楽、オーディオシステム、レコード収集、アルコール、社交場、共通の趣味、そして人類への愛に満ちている。フィリップがとても厳しい状況、つまりたいていは狭苦しくて暗い場所で、5分もない時間のなかで視覚的に捉えたもの――それは日本がジャズに対して抱いている愛情だった。
-ジェームス・キャッチポール

2023年にドイツの出版社から刊行し、世界中の読者を魅了した本作。日本語版オリジナルの仕様で、待望の刊行!

【著者】
フィリップ・アーニール

【仕様】
判型:H165 × W215mm
総頁:168頁(仮)
製本:並製PUR

フィリップ・アーニール
ベルファスト生まれのドキュメンタリー写真家兼ライター。ロンドン芸術大学でフォトジャーナリズムとドキュメンタリー写真の修士号を取得している。数々のメディアで作品を発表、世界各地でグループ展や個展を開催。現在、アルスター大学でAHRC Northern Bridgeの博士課程に在籍。
https://www.philiparneill.com/
IG:@philiparneill

TOKYO JAZZ JOINTS
www.tokyojazzjoints.com
IG:@tokyojazzjoint

失われたバンクシー 
あの作品は、なぜ消えたのか
2025年夏刊行予定

《ダイヤモンド・ガール(Diamond Girl)》© Peter Senteris
《ダイヤモンド・ガール(Diamond Girl)》© Peter Senteris
《ダイヤモンド・ガール(Diamond Girl)》© Peter Senteris

描かれた場所に留まり、やがて死にゆく運命をそのままにするか。
はたまた、素晴らしいアート作品として「保存」し、後世に残すべきか。
失われた重要作品50点と、消えてしまった謎をたどる

30年にわたり、故郷であるイギリス・ブリストルを中心に世界各地に作品を描いてきたバンクシー。
一過性というストリートアートの特性に加えてその爆発的な人気ゆえ、今ではほとんどの作品が描かれた場所から消え去ってしまっています。

バンクシーの作品にとって、正しいのは「保護(保管・販売)」する目的で撤去するアートディーラーか、
あるいは、描かれた場所で同業であるグラフィティアーティストに上書きされてしまうことをそのまま受け入れることか。

本書は、今では見ることができない傑作50作と、それぞれがたどった運命をルポルタージュとして記録した一冊です。


【著者】
ウィル・エルズワース=ジョーンズ

【仕様】
判型:B5変
総頁:144頁
製本:上製

ウィル・エルズワース=ジョーンズ(Will Ellsworth-jones)
ライター、ジャーナリスト。ロンドン在住。イギリスのサンデー・タイムス紙の主任記者を経て、同紙のニューヨーク特派員であると共にテレグラフ紙、インディペンデント紙、サガ紙で要職を歴任。
著書に『バンクシー: 壁の向こうの男』(‎ PARCO出版)などがある。

植物図鑑Ⅵ
ENCYCLOPEDIA OF FLOWERS vol.Ⅵ
東 信/椎木俊介(写真)
2025年春刊行予定

©︎Azuma Makoto & Shiinoki Shunsuke

「小さな種子でも、一粒、そしてまた一粒と根を張り、蒼々と茂っては草原となって、いずれは深々とした森となる。」
二人の作家活動20年の節目に刊行する、シリーズ第6弾

第一巻からライフワークとして続く土地も種類も異なる多様な花や植物をフラットに生ける《WHOLE》、通常の視覚では見ることのできない花の生命活動を映し出した2つの新作シリーズ《BREATH》(=呼吸)と《ORGAN》(=器官)。そして、メタ空間にのみ存在するデジタルブーケを仕立てた異色の作品群《INCUNABLA》(=揺籃)。4つのシリーズ、合計200点を超える写真を収録します。

【著者】
東 信

【仕様】
判型:A4変
総頁:312頁
製本:上製

東 信
フラワーアーティスト。東京で花屋を営む傍ら、欧米、アジア、南米など実験的な作品を数多く発表するほか、2009年より実験的植物集団「東信、花樹研究所(AMKK)」を立ち上げ、世界各地で作品発表を重ねる。独自の視点から植物の美を追求し続けている。

椎木俊介
ボタニカル・フォトグラファー。東が植物による造形表現をはじめると同時にカメラを手にし、写真家としての活動をスタートさせる。東の作品を撮影するほか、近年は映像制作にも力を入れ、多岐に渡る活動を展開。刻々と姿かたちを変容させる生命のありよう、その瞬間美を鋭く切り取り続けている。

https://azumamakoto.com/

岡田 敦
The Horses of Yururi Island
ユルリ島の馬

2025年春刊行予定

「最後の馬が消えてしまう前に、この本を出したいと思いました」—(写真家・岡田敦)

人間が住むことをやめてから半世紀以上、馬たちだけが暮らす「幻の島」。
写真家 岡田敦が10年以上にわたり撮り続けた、消えゆくものたちの姿と風景を記録する写真集です。

日本の本土最東端、根室半島の沖合に浮かぶ周囲8キロメートルの無人島、ユルリ。この島が馬だけが生息する上陸禁止の無人島となった背景には、開拓から先の大戦を経て現在へと続く北海道の歴史が深くかかわっている。ー(本文より)

【著者】
岡田 敦

【仕様】
判型:B5変
総頁:304頁
製本:上製、布貼り

岡田 敦
写真家・芸術学博士。1979年、北海道生まれ。大阪芸術大学芸術学部写真学科卒業。東京工芸大学大学院芸術学研究科博士後期課程修了。富士フォトサロン新人賞(2002年)、木村伊兵衛写真賞(2008年)、北海道文化奨励賞(2014年)、東川賞特別作家賞(2017年)、JRA賞馬事文化賞(2024年)を受賞。主な写真集に『I am』(赤々舎/2007年)、『ataraxia』(青幻舎/2010年)、『世界』(赤々舎/2012年)、『MOTHER』(柏艪舎/2014年)、『安田章大写真集 LIFE IS』(マガジンハウス/2020年)、『エピタフ 幻の島、ユルリの光跡』(インプレス/2023年)がある。作品は北海道立近代美術館、川崎市市民ミュージアム、東川町文化ギャラリー、東京工芸大学写大ギャラリーに収蔵されている。

http://okadaatsushi.com

高木由利子
Threads of Beauty 1998-2024
時をまとい、風をまとう。
<2025年夏頃刊行予定>

〈Threads of Beauty〉は、高木由利子が “日常的” に民族衣装を着ている人たちを撮影したシリーズです。「顔も、表情も、服と一緒になって存在している人」を探して、12カ国、26年をかけて撮影を続けてきました。本書はこれまで撮影されてきた1000枚を超える写真のなかから、約150枚ほどに厳選し1冊にまとめるものです。

高木はこの旅を通して出会った人々に、服の原点を見出します。
「服は人にとって、Identityである財産であり、同時におしゃれは喜びである」。

彼女が旅をはじめた1998年時から現在までの間にも、グローバル化により装いの風情は失われてきました。
しかしながら、彼女の心を深くとらえた服と人の結びつき――写真に映し出されたその美しさ――は、人の営みを支える一部でもあり、しなやかな強さをもっているのです。

その他の注目タイトルも順次公開予定です!