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写真(国内・海外)

本日の浮遊 Today’s Levitation 林ナツミ

"Today’s Levitation" Natsumi Hayashi

Natsumi Hayashi’s mysterious, floating self-portraits have received rave reviews around the world, including from the New York Times.
A girl hovers in midair amid the throngs at a train station gate. No tricks, nothing fake.
By taking pictures at speeds of 1/500th of a second or higher, and posting these captured “jumping moments” on her blog, Hayashi created a worldwide sensation.
Fantasies of being freed from the everyday…

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浮遊少女現ル。
ツイッターやフェイスブックで世界中に拡散。
話題のセルフポートレート写真『本日の浮遊 Today’s Levitation』待望の写真集化!

地球の重力から開放された、浮遊セルフポートレート。
『本日の浮遊』は、現在進行中の林ナツミによる日記プロジェクトです。
日常生活の中で、空中に浮遊している自分自身を撮影し、ウェブ上に日々公開していくもので、2011年1月1日からスタートしました。
1/500秒のシャッタースピードで切り取られた「跳躍の一瞬」は写真の中で「浮遊」しはじめ、不思議な時間が流れ出します。
ソーシャルメディアを通じてたちまち注目を集めた「浮遊写真」は世界中から多くのファンがアクセスし、ヨーロッパ、アジアをはじめさまざまな媒体で紹介されています。

人間は地球上に生まれ落ちた瞬間から重力に縛られます。
赤ん坊は保護者がいなければ自分の体重を支えることができず、やがて成長して筋力を身につけたのもつかの間、いずれは老いて杖が必要になります。
「あたかも重力は人生の苦難の象徴のように思える」と作者は言います。
重力から自由になっている人間の写真を日々撮りつづけること、それが林ナツミの『本日の浮遊』プロジェクトです。

 

寄稿:原久路
装丁:
川名潤

プロフィール
林 ナツミ(はやし・なつみ)
埼玉県出身
現在、東京都に2匹の猫と在住。
写真家・原久路のアシスタントを務めている。
2011年1月1日より自身のウェブサイトにて「本日の浮遊」を更新中。
「よわよわカメラウーマン日記」
http://yowayowacamera.com/

"Today’s Levitation"
Natsumi Hayashi

□ format : 190×245×15mm
□ binding : soft cover
□ page : 144 pages(color)

2,200yen(JPY)+Tax

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本日の浮遊 Today’s Levitation
林ナツミ

□ 判型:B5横変
□ 総頁:144頁
□ 並製

□ ISBN:978-4-86152-351-9 C0072

定価:2,200円+消費税
アマゾンで購入する

書 評

本日の浮遊 ―FRIDAY4月5日号掲載

―作品が紹介されています

合成なし、トリックなしの「自分撮り」最新版

その日訪れた場所で、自分がジャンプした瞬間を撮影する――。

そのシンプルな方法から生み出される写真は、まるで彼女だけが重力の世界から解き放たれたようだ。ネットで話題を呼び、世界のメディアが絶賛する写真家・林ナツミの新作をご覧いただこう。

本日の浮遊―ダヴィンチ10月号掲載
「この本にひとめ惚れ」コーナーでひとめ惚れ大賞を受賞しました!

このような「ふわっとしらもの」をテーマにしようと考えたことがすばらしい。
普通はこんなことなかなか続けられない。
糸井重里(コピーライター)

なんとも軽やかな感覚だ。彼女だけ重力から切り離されている感じが見事み現れている。
是非一度現場を見てみたい。
秋山具義(アートディレクター)

こういう企画は思いついた者勝ちのように見えるかもしれないが、作品としてきちんとまとめ上げるのはすごく大変なことだ。
関口靖彦(ダヴィンチ編集長)

写真は言葉を遣わず
誰にでもイメージを伝えられる手段です


自分自身の内面を写真で表現したい――
そう考えて何かを作ろうと思ったとき、出てきたのが「浮遊」という着想でした。
子どもの頃から落ち着きがないと言われ続け、大人になってもそれは変わらず、ずっとコンプレックスを抱いていたんですが、その「地に足がついていない」状況を肯定するようなものを作りたかったんです。
地に足がついていないというのは、漂っていることであり、重力から自由になること。
世の中のストレスから切り離される状態といってもいいかもしれません。
私が撮る写真を楽しみにしている人が世界中にいる。

彼らは写真を見て元気になるといってくれる。
そういう人たちの言葉の数々がエネルギーになって私は写真を撮り続ける。
一連の写真は個々の作品の集積というわけではなく、見ている人と撮り続ける私がいることで初めて意味を持つのです。
このようなエネルギーのフロー時代が「作品」になっているんだと常々感じています。
(林さん談)

本日の浮遊―共同通信社より全国に配信
(神奈川新聞・徳島新聞・高知新聞・中国新聞・大分合同新聞・宮崎日日新聞2012年10月7日掲載)

重力虫の気持ち良さ 本日の浮遊(林ナツミ著)

「地に足がついていない」「浮足立つ」「宙に浮く」「周りから浮いている」―。
こんなふうに「浮いた」状態を表す表現は好ましくないものばかり。
にもかかわらず人は「空を自由に飛びたいな」と「浮遊」に憧れ続けている。
 それを証明するのに、ギリシャ神話のイカロスの例を持ち出すまでもなかろう。女の子が繁華街の人混みや駅のホームで軽やかに〝浮遊〟するポートレート写真に癒され、勇気づけられる人が世界で後を絶たないというのだ―。
 著者は、写真家のアシスタントをしながら撮影テクニックを覚え、跳びはねる自身の姿を撮り、昨年1月からウェブ上で日記風に公開、更新を続けている。
 この写真集は台湾で先行出版。日本では7月中旬に発売され、同月内に異例の速さで重版が決まった。約2カ月で発売部数は1万部に届く勢いだ。
 それにしても何と自然な浮遊感だろう。遠くへ目線を送り、着地の体勢のことなどまるで考えていないような前傾姿勢。撮影時に無理がたたってけがをすることもあるという。人々の心を軽くするために、「重力なんて大したもんじゃないよ。こんなもんでしょ」と技を磨き続ける彼女の姿は美しい。 (斉)

本日の浮遊―週刊読書人 2012年9月7日掲載

写真が写真であることの原点
昨今の写真の現状に対する軽やかなアンチテーゼ

空中を鳥のように自由に飛び回るというのは、人間にとっての見果てぬ夢といえるだろう。熱気球からライト兄弟の飛行機の発明に至る歴史は、その願望のあらわれといえるのだが、林ナツミの「本日の浮遊」のシリーズにもそんな夢が投影されている。
若い女性が、さまざまな場所で文字通り「浮遊」を繰り返している写真群。誰もが解放感を味わい、憧れが満たされたと感じるのではないだろうか。次に当然思うのはどうやってこんなあり得ない場面を撮影できたのだろうかということで、おそらく多くの人はあまりにも決まり過ぎの画像を目にして、コンピュータによる画像合成であると結論づけるだろう。
ところが、2011年1月1日から1日1枚ずつ(最近はペースが遅くなっているが)撮影され、彼女のブログ「よわよわカメラウーマン日記」(http://yowayowacamera.com/)にアップされ続けている「本日の浮遊」のシリーズでは、合成写真は一切使われていない。彼女は全て自分の脚で空中に飛び上がり、地上に降り立っているのだ。何十回となく、時には100回近くも繰り返されるというこのパフォーマンス自体が、フォトショップによる画像加工が当たり前になっている昨今の写真の状況に対する、鮮やかな(文字通り軽やかな)アンチテーゼになっているのではないかと思う。
このシリーズは、まずツイッターやフェイスブックで注目を集めた。特にアジア諸国での反響は大きく、台湾では既に写真展が開催され、写真集も刊行されている。まずブログ、次に写真展、最後に青幻舎から刊行された写真集と、通常とは逆の形で反響が広がっているのが興味深い。これから先は、このようなソーシャルメディア先行の出版の形も多くなってくるのではないだろうか。今回の写真集はまだ中間報告の段階であり、「本日の浮遊」が一年分たまって完結した段階で、どんなふうに展開していくのか、そのことも楽しみになってきた。
飯沢耕太郎(写真評論家)

週刊ポスト ―2012年9月3日号掲載

読売新聞 ―2012年8月19日掲載

都会の雑踏や郊外の自然の中で、彼女はフワリと浮遊する。
一連の写真は2011年からインターネットのブログ日記に掲載され、国内外で反響を呼んだ。
今回、1?3月掲載分が初の写真集として刊行された。
被写体は著者本人。ジャンプした瞬間を、500分の1秒のシャッター速度で撮影している。
落ち着きがなく「地に足が付いていない」性格を「素直に」表現した作品は、日常の中で重力から解放された、非現実的な世界を現出する。
本人も語る通り、ジャンプ写真作品は過去にもある。画家サルバドール・ダリなど著名人のそれを撮った、ラトビア出身のフィリップ・ハルスマンを思い浮かべる人もいるだろう。
では、「浮遊」はそれと何が違うのか。
著者が師事する写真家原久路氏は寄稿で、飛んだ時の著者が「リラックスしている」瞬間に着目する。
顔色一つ変えず、風景にとけ込む浮遊は、日常性からの解放という夢を見せてくれる。

デジキャパ ―2012年8号掲載

見る人が、あっと驚くような写真が撮りたい!
林ナツミ

毎日RT No43.Vol.3 掲載

●SNSで世界各地からも注目集める「待ってくれているから頑張れる」
林ナツミさんの『本日の浮遊』プロジェクトは、TwitterやFacebookなどのソーシャルメディアを通じてヨーロッパやアジアなどからも注目を集めている。「今でも、海外からのアクセスの方が多いんですよ。一方通行じゃないリアルタイムの関係をつくれるのがインターネット。私の作品は、誰かの目に触れて、誰かが何かを感じてから始まるような気がする。ネットはアドレスさえ知っていれば、いろいろな人が見てくれる。国を越えてダイレクトに届くのもおもしろい。」実際、彼女のFacebbok上には、さまざまな言語が飛び交い、自ら〝浮遊〟して、画像を発進する人も。「以前、仕事でイタリアに行ったときに、現地で浮遊写真を撮影していたら、周囲にいた女の子たちから『Webの人ですか?』って英語で話しかけ られて驚きましたね」目標の365日まで、残り半年を切った。「このプロジェクトを始めた最初のころは、自分の作品を作りたいと思ってやっていましたけど、今はインターネットの向こうにいる多くの人が楽しみに待ってくれていると思うから、頑張れる」「始まりはいろいろあると思いますが、誰かのためにやるって考えると、エネルギーも枯渇しないですよね」と笑顔で語った。

●カメラに興味をもったきっかけは?
子供のころから銀行のATMやエレベーターのボタンを押すのが大好きで。父が買ってきた「ニコンF-501」の魅力的なボタンを「押したい」と思ったのがカメラとの出会いですね。撮り始めたのは中学生の時ですが、大学院を卒業した後に、写真家の原久路さんに出会って、今も彼のアシスタントをしながら勉強しています。

●なぜ自分がモデル?
『本日の浮遊』は、365日の架空の日記をWebで完成させることが目的で、写真で日記をつくるなら、自分が出てくるだろうと。それでセルフポートレートでつくることにしました。

●なぜ浮遊写真を?
小さいころから落ち着きがなく、「地に足をつけなさい」と周囲からよく言われていたんですけれど。大学院を出ても、変わらなかった。卒業したら就職、というある意味決められた道にも自分は合わせることができないなと。そんな自分をポジティブに考えるというか、地に足がついていない自分の内面を表現してみたいと思ったのがきっかけで、撮り始めました。

●撮影はどのような方法で?
私が跳んで、落ち始める瞬間に原さんにシャッターを切ってもらってます。最初は300回ぐらい跳んでいましたが、今は100~150回ぐらい。タイミングが大事で、構図もかなり練っています。

●ハードなんですね。
痩せましたね。最初のころは長靴を履いて跳んでいたんですが、足を痛めてしまって。洋服を選ぶときも「これは浮遊に向いているかな」と考えて探してしまいますね(笑い)。

●浮遊写真を通して伝えたいことは?
こう見てほしい、というのは特にないんですけど。見た人が、ちょっと疲れが癒えたり、気持ちが軽くなったりしたらいいなというのはあります。
(岡部恵理)

an-an BOOKコーナー ―2012/7/25号掲載

WEBで話題の”浮遊少女”
待望の写真集が発売に。

FRIDAY ―2012/7/27号掲載

浮遊写真家―合成なし、トリックなしの「自分撮り」

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