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趣味実用(趣味実用、折り紙、素材集、インセクツ)

ワタノハスマイル ─笑顔になったガレキたち─

Watanoha-Smile: Recovery Art Objects Made by the Children of Ishinomaki

The Watanoha area of the city of Ishinomaki suffered extensive damages as a result of the 2011 Tohoku earthquake. Through this project, local children were brought together to create art objects (bricolage) out of the wreckage that had washed up on the grounds of their elementary school. Their artworks abound with the creativity and expressive range of the ability of children to transform sadness into smiles. Many people have been deeply moved and inspired with courage on encountering these works. Watanoha-Smile consists of 100 representative works selected from activities carried out over a period of roughly two and a half years, and represents an overall picture of this important project.

http://www.watanohasmile.jp/

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ワタノハスマイルは、東日本大震災をきっかけに
宮城県石巻市渡波(ワタノハ)のこども達と造形作家・犬飼ともさんが始めた
「ガレキを使ってオブジェを作る」プロジェクトです。

津波で流されたガレキ一つひとつは、大切な記憶のつまった“町のカケラ”でした。
こども達は、それらを自由に組み合わせ、ユニークで楽しいオブジェを生み出しました。
新しい命が吹き込まれた“ガレキのオブジェ”には、たくさんの笑顔とこども達のたくましい想像力がつまっています。
本書は、ワタノハスマイルの小さなアーティスト達の作品集です。
約200点のキャラクターとストーリーを掲載、プロジェクトのエピソードや犬飼ともさんへのインタビューとあわせて紹介します。

著者:犬飼とも+ワタノハスキッズ
編集:金谷仁美
巻末写真:大森克己

ワタノハスマイル 公式HP
http://www.watanohasmile.jp/
ワタノハスマイル 関連記事
https://readyfor.jp/projects/watanohaSmile/announcements/342

Watanoha-Smile: Recovery Art Objects Made by the Children of Ishinomaki

□ format : 190×200×10mm
□ binding : softcover
□ page : 168 pages

Special online price:
1,800 yen (JPY)
Price with shipping included as follows:

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ワタノハスマイル ─笑顔になったガレキたち─

□ 判型:A4変
□ 総頁:168頁
□ 並製

□ ISBN:978-4-86152-419-6 C0071

定価:1,800円+消費税
アマゾンで購入する

書 評

ワタノハスマイル―NATIONAL GEOGRAPHIC3月号

『ワタノハスマイル―笑顔になったガレキたち』

 震災直後、造形作家の犬飼ともさんは宮城県石巻市渡波小学校に避難していた子どもたちに、校庭に流れ着いたがれきでオブジェをつくってもらうことにした。子どもたちの力で、がれきが希望に変わるのではと考えたからだ。こうして200点の作品が生まれた(名前も子どもたちがつけた)。

 「各地で多くの方に感動と笑顔を与えてくれています。今後も子どもたちのオブジェを通じて、被災地に対する明るい想いを増やしていければ」と犬飼さんははなす。

(大塚茂夫、日本版編集長)

ワタノハスマイル―共同通信社経由で全国地方紙に配信中

さびた空き缶、コップにやかん、炊飯器やプラスチック製バケツのふた、凸凹になった鍋…
東日本大震災後、津波に破壊された町に残されたがれきたちだ。
これら誰かの記憶が詰まった「町のカケラ」を、宮城県石巻市渡波地区の子供たちが自由に組み合わせ、ユニークなオブジェを生みだした。
オブジェは全国を巡回し、がれきを撤去する費用を寄付金で集めるプロジェクトとして展開中。
3年にわたる活動の紹介とインタビューからは、たくましく生きる子どもたちの姿が伝わってくる。

ワタノハスマイル―読売新聞12月8日掲載

よみうり堂 著者来店

「厚化粧ちゃん」「おじいさん」……。東日本大震災のがれきで作った愛らしい表情 のキャラクター計200体が登場し、ほんわかとした温かい気持ちになる本だ。

 津波の被害を受けた宮城県石巻市の渡波小に避難していた小中学生と、がれきでオ ブジェを作るプロジェクト「ワタノハスマイル」の活動をまとめた。「震災から立ち 上がろうとする記憶が詰まった作品。大切に記憶しておきたかった」

 おもちゃを流された子どもたちは遊びに飢えていた。接着剤の使い方を教えると、 一日中オブジェを作り続けた。他の地方のワークショップに比べて作品の数も多く、 質も高かった。「いろいろ失った分、想像力や創造力が高まったんだと思う。生きる ことの答えを教えられた気がしました」

 負の記憶が刻まれた震災がれきを、前向きな明るいキャラクターに変えた作品は、 見る人に強い印象を与える。本書を手に取った人などからの問い合わせも多く、全国 各地で開催した展覧会は約30か所になる。

 「みんなの成長を見たいから」と、今も月1、2回渡波地区を訪れる。10年、20年と 「ワタノハキッズ」に寄り添うつもりだ。

(森田睦)

ワタノハスマイル―日経新聞12月2日掲載

被災地発 笑顔のオブジェ

ここに掲載した写真。このおかしな子の名前は「いくらやさっちゃん」。いくらの 入っていた木箱の胴体に柄の取れた手鍋を載せて、それが頭。板の脚はなかなかの脚 線美で、両手に花を持ったおしゃれさんだ。かわいい顔立ちを見ているとついほほが 緩んでくる。

僕は山形県に暮らす造形作家だ。東日本大震災の後、渡波地区に入り、そこに暮らす 子供たちと一緒に笑顔のオブジェを作り始めた。「ワタノハスマイル」と名づけたプ ロジェクトだ。

11年4月の山形市を皮切りに、これまでに27回展覧会を開いた。震災の記憶が生々し いうちは、作品を見て涙を流す人もいたが、今は笑ってくれる人が多い。ワタノハス マイルの作品は震災のつらい記憶を呼び起こすのではなく、あそこから立ち上がろう とする子供たちの心を物語るものだと僕は思っている。

おかげさまで展覧会を開いてほしいという申し出は多く、僕は忙しい毎日を送ってい る。あまり先のことは考えないたちだが、いつかは石巻に常設の展示場所を設けて、 いつでもオブジェを見られるようにしたいと思っている。大きくなった渡波の子供た ちとそこに作品を収められたら。それが僕の小さな夢だ。

(犬飼とも=造形作家)

ワタノハスマイル―西日本新聞11月17日掲載

 「いくらやさっちゃん」なるグラビアの女の子(?)に興味をそそられ、手にした写真集。暮らしの一切合切が「がれき」になってしまった3・11の後、こんな遊びが生まれていたなんて目からイクラ、もとい目からうろこである。

 校庭で拾い集めたアルミ鍋におわんにハンガー、電気スタンドに自転車のサドルが接着剤でくっつけ合わされ、目鼻を描かれて、名前と「ストーリー」が誕生した。いくらやさっちゃんは「手の花がお気に入り。ときどき風呂に入ります。(自衛隊風呂)」という具合。子どもたちが瞬く間に作り上げたという200点。天衣無縫のセンスに脱帽。

ワタノハスマイル―朝日小学生新聞11月9日掲載

 東日本大震災の後、宮城県石巻市渡波小学校に避難した子どもたちが、ガレキを使って作った作品の数々を紹介。津波で流されてきたガレキの一つひとつは、それを使っていた人たちの大切な思い出がつまった「町のカケラ」。そのカケラを組み合わせて作られた作品は、力強い笑顔でいっぱいです。見る人を元気にするメッセージがつまっています。

ワタノハスマイル―産経新聞11月3日掲載

 このプロジェクトを進めたのは、山形に住む造形作家の犬飼ともさん。以前から海 辺の漂着物を作品に使っていた。震災のニュースをいて「子供たちとガレキでオブ ジェを作ろう」と考えて石巻を訪れた。でも、被災地の状況は想像を絶していた。本 書掲載のインタビューでは<考えがいかに甘かったかを痛感><すぐに帰ろうと思い ました>と振り返っている。

 だけど、そんななかでも子供たちは元気だった。ガレキの山から使えそうなものを 引っ張り出して遊ぶ、たくましい姿をみて、折れそうになった心を救われたという。
<やるべきことをやろうと思いなおすことができました>

 犬飼さんは避難所で炊き出しボランティアをしながら、少しずつ信頼関係を築い た。周囲の目もいつしか「よそから来た人」から「いつもいる人」に変わって>と 記されているのに深く納得。通り過ぎていく関係では、こんな作品はできっこない。

 しんみりとするけれど、くすっと笑えもする。震災後の日々をなんとか生きている 私たちの背中を、やさしく支えてくれる一冊。

評・篠原知存(文化部編集委員)

ワタノハスマイル―毎日新聞10月27日掲載

 東日本大震災のがれきを組み合わせたオブジェが優しくほほ笑む『ワタノハスマイ ル 笑顔になったガレキたち』(犬飼とも+ワタノハキッズ・青幻舎・1890円)。被 災した宮城県石巻市立渡波小学校に避難した子供たちの作品約200点。苦境の中で彩 り豊かなオブジェを生み出す子供たちのたくましさを感じる。

ワタノハスマイル―山形新聞10月26日掲載

 笑顔、復興の羅針盤

 宮城県石巻市渡波(わたのは)地区の子どもたちが、上山市の造形作家犬飼ともさ ん(34)と一緒に東日本大震災のがれきから造ったオブジェの作品集「ワタノハスマ イル―笑顔になったガレキたち」が、青幻舎(京都市)から出版された。作品写真を はじめ、震災についての子どもたちの声を収録。犬飼さんは「前を向いて生きる子ど もたちの姿を感じてほしい」と話している。

 想像力働かせて読んで

 震災の被災者は、それぞれ複雑な感情を抱えているだろう。渡波地区の子どもたち の心の中はどうだったのか。一つ一つのオブジェやそのストーリー、インタビューで 答えた短い言葉には、その心の一端が垣間見えるようだった。本を手に取った人に は、子どもたちと同じぐらいの想像力を働かせて読んでほしいと願う。(近岡国史)

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