2005年3月~6月の間、大阪の国立民族学博物館(みんぱく)で開催される特別展「きのうよりワクワクしてきた。」に合わせての刊行。民族学者のレヴィ=ストロースは、未開社会特有の思考法に「ブリコラージュ」(器用仕事)という言葉を与えました。目的や概念に即して手段を講じる近代科学的なアプローチに対して、未開社会では、あり合わせの道具と材料をもとに何かをなし遂げようとする。冷蔵庫の中をのぞいてつくるお惣菜のようなもの、と言えばわかりやすいでしょうか。 「ブリコラージュ・アート」という耳慣れない言葉で取り上げようとしているのは、私たちの身の回りにある何でもない素材を使って、埋もれていた価値を花開かせていく活動です。増岡巽の空き缶ハウスや、伊達伸明の建築物保存ウクレレ化計画、生意気による価値の組み換えがもたらす諧謔と笑い、、、。 展覧会場は美術家の小山田徹が空間をデザインし、そこに複数のアーティストがみんぱくの収蔵品や日用品を「ブリコラージュ」した作品を展示、また、知的障害のある人たちの表現も、身の回りの物の可能性を最大限に引き出した現代のブリコラージュとして提示します。それら作品と展示の過程すべてを届ける一冊です。
2月刊行予定
新刊
SEIGENSHA Group
2005年3月~6月の間、大阪の国立民族学博物館(みんぱく)で開催される特別展「きのうよりワクワクしてきた。」に合わせての刊行。
民族学者のレヴィ=ストロースは、未開社会特有の思考法に「ブリコラージュ」(器用仕事)という言葉を与えました。目的や概念に即して手段を講じる近代科学的なアプローチに対して、未開社会では、あり合わせの道具と材料をもとに何かをなし遂げようとする。冷蔵庫の中をのぞいてつくるお惣菜のようなもの、と言えばわかりやすいでしょうか。
「ブリコラージュ・アート」という耳慣れない言葉で取り上げようとしているのは、私たちの身の回りにある何でもない素材を使って、埋もれていた価値を花開かせていく活動です。増岡巽の空き缶ハウスや、伊達伸明の建築物保存ウクレレ化計画、生意気による価値の組み換えがもたらす諧謔と笑い、、、。
展覧会場は美術家の小山田徹が空間をデザインし、そこに複数のアーティストがみんぱくの収蔵品や日用品を「ブリコラージュ」した作品を展示、また、知的障害のある人たちの表現も、身の回りの物の可能性を最大限に引き出した現代のブリコラージュとして提示します。
それら作品と展示の過程すべてを届ける一冊です。