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桃山時代以降、辻が花(つじがはな)染、茶屋染、更紗など、さまざまな技法が生まれ、さらに江戸時代には友禅染をはじめとして、染織による文様表現は飛躍的な発展を遂げました。
白生地に染織し、自由に文様を作り出す染物は花鳥風月を中心に道具、動物、物語、風景など、自由闊達にして華やかな文様世界を創出したのです。
一方、タテ糸とヨコ糸を交互に組み合わせることで作られる織物は、錦、綾、羅、金襴、銀欄、緞子(どんす)など多彩な技法を生み、様式的でリズミカルな独特の文様を特徴とします。
中でもいきな縞ものや格子は人気を集め、有職(ゆうそく)文も格調高く受け継がれました。
本書には江戸から大正にかけての着物文様250点を集成し、日本の染織文化の粋を色鮮やかに繰り広げます。
『染織大鑑(木版多色刷・大正3年刊)』の新装復刻版。
解説:城一夫(共立女子大学教授)