東山魁夷 ―ちいさな美術館
- 定価:
- 1,320円(本体1,200円)
- 著者:
- 東山魁夷
- 判型:
- A6判
- 総頁:
- 32葉
- ISBN:
- 978-4-86152-082-2 C0071
[アート] カテゴリの書籍
8月刊行予定
失われたバンクシー
あの作品は、なぜ消えたのか
ウィル・エルスワース=ジョーンズ
新刊
こうの史代 鳥がとび、ウサギもはねて、花ゆれて、走ってこけて、長い道のり
こうの史代
再興第一一〇回院展記念 画を結ぶ–––院展人物史
8月刊行予定
新刊
東山魁夷は旅の画家だった。
旅に出ることによって精神が活発な状態になると語った魁夷は
それぞれの地と風景との一期一会の出会いを大切にしていた。(中略)
魁夷の描く風景には普通なら見過ごしてしまいそうな
何気ない風景をテーマにしたものが多い。
ところがそこには自然界に潜んでいる美しいリズムが表出している。
モーツアルトをこよなく愛した魁夷は音楽の中にも自然界のリズムが
息づいてることを楽しんでいたに違いない。
<緑響く>はモーツアルトのピアノ協奏曲に想を得たと語っている。
背景の森の木々がオーケストラで白い馬は控えめに主旋律を
奏でるピアノだという。
魁夷の絵の背後に見え隠れする音楽性に注目することも楽しい。
松本 猛(長野県信濃美術館・東山魁夷館館長)-序文より抜粋-
長野県立美術館・東山魁夷館
https://nagano.art.museum/