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隆盛を誇った古九谷(1648年~1652年)が絶えて凡そ二百年後、加賀・大聖寺藩(1865年~)は、九谷焼の復興を図るため、京都より永楽和全を招請しました。
本書に収録された色絵磁器の下絵(明治~大正)は、古九谷、伊万里、赤絵、色鍋島、柿右衛門のほか、中国の影響を受けたものも見受けられるが、いずれも斬新な創作性に富み、当時の流行を知ることができます。また、当時の殖産興業政策の一環としての輸出振興は、欧米嗜好による作風も見られ興味深いものがあります。
約200点に亘る彩色下絵は、平面図、展開図、縁(フチ)文様などに構成されており、陶芸はもとより各種工芸の資料としてもまた、近代色絵磁器の傾向を知るうえでも貴重と思われます。
解説:高田透
新刊
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隆盛を誇った古九谷(1648年~1652年)が絶えて凡そ二百年後、加賀・大聖寺藩(1865年~)は、九谷焼の復興を図るため、京都より永楽和全を招請しました。
本書に収録された色絵磁器の下絵(明治~大正)は、古九谷、伊万里、赤絵、色鍋島、柿右衛門のほか、中国の影響を受けたものも見受けられるが、いずれも斬新な創作性に富み、当時の流行を知ることができます。また、当時の殖産興業政策の一環としての輸出振興は、欧米嗜好による作風も見られ興味深いものがあります。
約200点に亘る彩色下絵は、平面図、展開図、縁(フチ)文様などに構成されており、陶芸はもとより各種工芸の資料としてもまた、近代色絵磁器の傾向を知るうえでも貴重と思われます。
解説:高田透