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江戸時代を通して女性に着用された小袖。小袖とは江戸時代、階層を問わず多くの女性が着用した衣服です。雛形本とは、小袖の模様を収録した出版物で、市中の本屋でも販売され、現代のファッション誌同様に、おもに町衆の女性たちが買い求め、絵本や小説本と肩を並べる人気を博しました。また、呉服屋では、着物を注文する際に、そのなかから模様を選び、希望するファッションブックとして使用されていました。
本書は、希少な木版多色摺りによる雛形本を復刻したものですが、江戸時代の小袖の様式変遷を辿るうえで貴重な資料であり、江戸の流行が手に取るように伝わってきます。
解説:長崎巌
新刊
SEIGENSHA Group
江戸時代を通して女性に着用された小袖。小袖とは江戸時代、階層を問わず多くの女性が着用した衣服です。雛形本とは、小袖の模様を収録した出版物で、市中の本屋でも販売され、現代のファッション誌同様に、おもに町衆の女性たちが買い求め、絵本や小説本と肩を並べる人気を博しました。また、呉服屋では、着物を注文する際に、そのなかから模様を選び、希望するファッションブックとして使用されていました。
本書は、希少な木版多色摺りによる雛形本を復刻したものですが、江戸時代の小袖の様式変遷を辿るうえで貴重な資料であり、江戸の流行が手に取るように伝わってきます。
解説:長崎巌