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神社の入口に鎮座し、すでにわれわれの風景の一つに溶け込んでいるこの神獣(狛犬)は、
西アジアやエジプト周辺から、はるばるユーラシア大陸を横断してきた悠久の文化の発露であった――。
日本初公開となるロサンゼルス・カウンティ美術館所蔵の木造狛犬や、春日大社、薬師寺所蔵の国宝、重要文化財、
円空や木喰作の獅子・狛犬をはじめ、東北から中国地方まで、
日本列島各地に残され今も祀られている獅子・狛犬を中心に142作品を一挙掲載。
元来日本に生息しない獅子が、ローマやエジプト、インドなどを悠久の時をかけて越え、日本に到来し、
どのようにしてわれわれの風景に溶け込むほどになったのかをたどる。
目次:
I 獅子
1 至高の獅子
2 獅子を凌駕するもの
3 獅子が護るもの 装身具
II 獅子東漸
1 角のある聖獣
2 獅子の付いた器物
3 唐獅子牡丹の誕生
4 中国の獅子
III 日本の獅子・狛犬
1 日本の獅子・狛犬の成立
2 王朝の獅子・狛犬 獅子頭
3 鎌倉時代から室町時代の獅子・狛犬
4 近世の狛犬
寄稿:
伊東史朗(和歌山県立博物館館長)
市元塁(九州国立博物館学芸員)
稲垣肇(MIHO MUSEUM主任学芸員)
展覧会:
「獅子と狛犬」
2014年9月2日~12月14日 MIHO MUSEUM(滋賀・信楽)