近代建築史再考の機運のなかで、注目が高まる村野藤吾。現存作をはじめ、消滅・改修が進む名建築の数々を、 図面解読により制作した精巧模型80点と貴重資料により、その全貌を伝える。
建築様式の枠におさまりきらない村野藤吾の検証は遅れていた。近年、その再評価が進む中で、次々と取り壊しが進み、村野の名建築が姿を消そうとしている。本書は、長年村野研究を続けてきた京都工芸繊維大学美術工芸資料館寄託の貴重資料を基にその全貌に迫るものである。
*長谷川尭氏(建築評論家)×松隈洋氏(京都工芸繊維大学美術工芸資料館教授)対談掲載
掲載建築 日本生命日比谷ビル、読売会館・旧そごう東京店、旧日本興業銀行、新高輪プリンスホテル、旧大阪歌舞伎座、世界平和記念堂、尼崎市庁舎、早稲田大学文学部校舎、ほか
展覧会: 目黒区美術館:2015年7月11日~9月13日京都工芸繊維大学美術工芸資料館:2016年開催予定
村野藤吾(むらの・とうご)1891年、佐賀県生まれ。早稲田大学建築学科卒。渡辺節建築事務所を経て独立、大阪に事務所を構えて活動。1984年没。 日本建築学会作品賞、同大賞ほか受賞多数。文化勲章、藍綬褒章など。アメリカ建築家協会名誉会員。
新刊
近代建築史再考の機運のなかで、注目が高まる村野藤吾。
現存作をはじめ、消滅・改修が進む名建築の数々を、 図面解読により制作した精巧模型80点と貴重資料により、その全貌を伝える。
建築様式の枠におさまりきらない村野藤吾の検証は遅れていた。近年、その再評価が進む中で、次々と取り壊しが進み、村野の名建築が姿を消そうとしている。
本書は、長年村野研究を続けてきた京都工芸繊維大学美術工芸資料館寄託の貴重資料を基にその全貌に迫るものである。
*長谷川尭氏(建築評論家)×松隈洋氏(京都工芸繊維大学美術工芸資料館教授)対談掲載
掲載建築
日本生命日比谷ビル、読売会館・旧そごう東京店、旧日本興業銀行、新高輪プリンスホテル、旧大阪歌舞伎座、世界平和記念堂、尼崎市庁舎、早稲田大学文学部校舎、ほか
展覧会:
目黒区美術館:2015年7月11日~9月13日
京都工芸繊維大学美術工芸資料館:2016年開催予定
村野藤吾(むらの・とうご)
1891年、佐賀県生まれ。早稲田大学建築学科卒。渡辺節建築事務所を経て独立、大阪に事務所を構えて活動。1984年没。 日本建築学会作品賞、同大賞ほか受賞多数。文化勲章、藍綬褒章など。アメリカ建築家協会名誉会員。