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辰野登恵子 ON PAPERS: A Retrospective 1969–2012

定価:
4,400円(本体4,000円)
著者:
辰野登恵子
監修:
埼玉県立近代美術館
判型:
A4変
総頁:
288頁
製本:
コデックス+カバー
ISBN:
978-4-86152-710-4 C0071

新たな視点からその豊かな画業を照射する。

2014年、64歳という画家としての円熟期に急逝した辰野登恵子。
大型油彩の印象が強い一方で、シルクスクリーン、リトグラフ、木版、銅板などさまざまな技法による版画作品を生み出していた。本書は、作家の広い視野と挑戦の軌跡として、未発表の作品含む版画およびドローイング群を中心に、図版頁と作品集「紙の仕事」による二部構成で辰野芸術を多角的に検証する作品集である。

図版頁:版画とドローイング各70余点、油彩約30点
作品集「紙の仕事」:版画約270点、ドローイング約300点収録

展覧会情報
埼玉県立近代美術館:2018年11月14日~2019年1月20日
名古屋市美術館:2019年2月16日~3月31日

辰野登恵子(たつの・とえこ)
時代を牽引する表現の担い手として常に脚光を浴びた画家。70 年代にグリッドやストライプをモチーフとした版画作品で注目を集め、80年代以降豊潤な色彩で有機的形象を描く独自の表現を追求、抽象絵画の新たな可能性を示し続けた。

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