京都を歩けば「仁丹」にあたる町名看板の迷宮案内
- 定価:
- 1,980円(本体1,800円)
- 著者:
- 樺山聡+京都仁丹樂會
- アートディレクション:
- 矢萩多聞
- 判型:
- 四六判
- 総頁:
- 200頁
- 製本:
- 並製
- ISBN:
- 978-4-86152-936-8 C0026
気がつけばいつもそこにある、京都の街と100年あまり歩んできた「顔」。
あのヒゲの看板が教えてくれた、モダン都市・京都の忘れられた物語!
[京都を歩けば「仁丹」にあたる]の関連情報
【メディア掲載・記事まとめ】「京都を歩けば「仁丹」にあたる」
『京都を歩けば「仁丹」にあたる』発刊記念
樺山聡さん・井出文紀さん・下嶋一浩さんトークイベント
2024.1.20 | 京都文化博物館
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京都の街角に残る、口中清涼剤「仁丹」の町名看板。
「ヒゲの紳士」の商標が描かれたこの看板は、「日本の広告王」と呼ばれた「森下仁丹」創業者・森下博氏によって設置され、京都市内でかつて1,000枚以上が確認されていましたが、現在約540枚にまで落ち込み、絶滅の危機に立たされています。
古都の交差点で100年以上も道ゆく人の案内をし、「ヒゲの紳士」とレトロな外観によって京都の街を彩って来た「仁丹」。
その謎に包まれた来歴を解き明かすとともに、この迷宮の奥にある時空散歩を楽しめる一冊です。
【本書で解き明かされる「謎」】
〇京都だけに大量にある理由は?
〇「下京区」表記が東山区の祇園になぜ?
〇長く風雨にさらされながらいまだにキレイなのはなぜ?
〇誤表記と思いきや街が動いていた?
*巻末には「仁丹」町名表示板の設置範囲のマップ、 行政区別の統計などの貴重資料付き。
樺山聡(かばやま・さとる)
京都新聞のデジタルメディア「THE KYOTO」ライターで文化部編集委員。1999年入社。社会部などを経て現職。著書に、長年愛される喫茶店を取材した『京都・六曜社三代記 喫茶の一族』(京阪神エルマガジン社)。
京都仁丹樂會(きょうとじんたんがっかい)
京都市内に数多く残る町名表示板「仁丹」をこよなく愛する6人で2010年に結成。「仁丹」の研究と保全活動に励んでいる。