青幻舎 SEIGENSHA Art Publishing

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SEIGENSHA | TASCHEN Basic Art Series
ベーコン FRANCIS BACON

4月刊行予定

定価:
2,750円(本体2,500円)
著者:
ルイジ・フィカッチ
判型:
266×216×12mm
総頁:
96頁
製本:
上製
ISBN:
978-4-86831-028-0 C0071

物事の表層の奥深くに

入門書であり、専門書でもある。
ドイツのアート系出版社TASCHENが1985年にスタートしたNew Basic Art Seriesは、専門的でありながらわかりやすい解説と美しい図版がコンパクトにまとまっていて、それぞれの作家への理解が一気に深まる人気シリーズです。簡潔でコンパクトな画家入門書として200タイトルを数え、20カ国語以上で翻訳展開。日本語版第二弾として『ルノワール』『ベーコン』を同時刊行。

「この魅力的な小型の書籍シリーズは、洗練された造本と卓越した図版、知的な文章を特徴としている。各巻が、ファストフード的手軽さと高カロリーな情報で、それぞれのテーマについて時や場を選ばず楽しませてくれる」
——『ニューヨーク・タイムズ』紙

 主に独学で美術を学んだフランシス・ベーコン(1909-1992)は、心の内に潜む無意識の衝動を、具象と、極度に閉塞した構図に変換する独自の能力を発展させた。
 第二次世界大戦後の時期に悪評と共に頭角を現したベーコンは、人体を名目上の主題とした。だが、その体は破壊され、ゆがめられ、四肢が切り離された結果、激愉にのたうち、叫び声を上げた。もがく手足とからっぽの空間、泊瘍のような腫れ物を伴う彼の肖像画は、見る者の心をわしづかみにしながらも、しばしばグロテスクだ。それは人間として生きることの試練とトラウマの反映であると同時に、人間の特性を掘り下げるものでもある。こうした不気味な形象は、美術史上初めて公然と同性愛というテーマを表現したものでもあった。
 本書では、ベーコンのエロチックで不安をかき立てるような、忘れることのできない作品群を紹介している。それらは斬新で、折に触れて模倣され、分析され、そして何よりも見る者の感情をあおってきた。
 強烈でありながら、どこか人間的。ベーコンの作品は、見る人の感覚に直接訴えかけてくる。
 『絵画1946年』(1946年)、『ベラスケスの教皇インノケンティウス10世の肖像に基づく習作』(1953年)、『トリプティック1974年3月』(1974年)、『ベラスケスに基づく習作』(1950年)、『横たわる女』(1961年)、『自画像』(1956年)、『磔刑図の断片』(1950年)、『ミュリエル•ベルチャー嬢』(1959年)、『砂丘』(1983年)など、名作・衝撃作78作に加え、巻末にはベーコンの生涯と作品を示す詳細年表を掲載。

ルイジ・フィカッチ(Luigi Ficacci)
1954年ローマ生まれ。美術史家。長年に渡り、ローマ国立版画研究所の学芸員を務め、イタリア各地の大学で講義を行う。2007年-2015年、ボローニャ総合美術館館長を務めたのち、ルッカ総合美術館館長。17世紀、18世紀、現代イタリア、ヨーロッパ美術専門。

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