株式会社青幻舎Seigensha Art Publishing, Inc.
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20世紀、社会が豊かになるにつれ、私たちはあふれんばかりのモノに囲まれ、消費社会を謳歌してきた。
電話、時計、テレビ、カメラ、CDプレーヤー、パソコン、電話帳、計算機、懐中電灯……
私たちの生活を彩ってきたモノたちは、この10年でみるみる手のひらにおさまる
小さなタブレットと呼ばれるものの中に吸い込まれ、フラットな画面の中に収まってしまった。
もはやデパートだって、銀行だって、この中に入っているのだ。
そんな時代の反動だろうか? 写真の世界に目を移すと、
これまで印画紙に焼き付けられてきた写真たちは、むしろ形を伴ってリアルな世界に飛び出そうとしているようだ。
写真は平面と立体を、二次元と三次元を行き来しながら、どこまで拡張するのだろうか?進化するのだろうか?
実験的な写真家たちの目指す意欲的な表現には、現代においてイメージが果たす役割のヒントが潜んでいる。
掲載作品
アヌーク・クルイトフ/インタヴュー
「Transposition」マーク・ドルフ/文=セリア・グラハム-ディクソン
Spew/文=深川雅文
加納俊輔/インタヴュー
「POST BODY / NATURE」小山泰介+川島崇志/インタヴュー
藤原聡志/インタヴュー
平面を越えた写真を展開する新鋭たちをピックアップ
■写真インスタレーションは、もっと面白くなる
近年、壁面に額装したプリントを飾るという平面的な展示を超えたインスタレーションが
写真表現のさらなる拡張を促進している。
彫刻的な写真作品、オブジェや資料など写真以外のメディアとの組み合わせ、
最新テクノロジーを使ったヴァーチャルワールドと共存させる仕組みなど
立体化する写真の潮流を体現するインスタレーションを、写真のスペシャリスト8名が選んだ。
■映画と写真の関係性
動画と静止画。そこに含まれる時間も異なり、決定的な違いのあるメディアでありながら、
映画監督がカメラを手に写真を撮り、また逆に写真家たちも映画を撮ってきた。
ここではその両方の例を紹介しながら、映画と写真における相互作用に迫る。
- 映画監督が撮る写真
- 映画監督の視点を探るための一冊
- 写真家/ 映画監督のまなざし/文=松井 宏
■ MoMAが提示する「New Photography」展の行方/文=海原 力
■岡上淑子/文=若山満大
(発行元:アマナ/発売元:青幻舎)