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ブンガクの言葉

定価:
1,760円(本体1,600円)
著者:
木内昇
装丁:
セキユリヲ
写真:
水上知子
判型:
四六判
総頁:
240頁
製本:
 並製
ISBN:
978-4-86152-022-8 C0095

ひとつの「言葉」を入口に、明治から昭和に活躍した作家たちの名作を読み解く文学エッセイ。軽やかな語り口で、芥川龍之介、井伏鱒二、武者小路実篤、二葉亭四迷などの、全19作品を取り上げていく。
インタビュー誌「Spotting」の編集長でもある筆者は、学生の頃から常に小説と対話しながら読書を楽しんできたという。本書にはそんな読書体験ゆえに生まれた、鋭くも暖かい読み解きが詰まっており、時代を経ても変わらぬブンガクの瑞々しさを改めて感じさせてくれる。

「文学を読んでいる イコールそれは 自分自身を 読んでいるということ」
ー SUPERCAR いしわたり淳治

ここに挙げた言葉は、今も普通に使われているものもあれば、「かんのんさま」や「褄はずれ」のように、やや特殊なもの、文学作品の中で特別な使い方をされているものなども、含まれています。また取り上げる作品に関しては、一般的にとても知名度のあるもの、誰もが一度はなんとなく読んだことがあるような作品を中心に取り上げています。もちろん各文学作品への解釈も私の個人的なもので、読む方の世代や感じ方によって大きく違ってくると思います。ただ、年を経る上で、同じ文学作品が自分の中でどんどん変容していく様子を、虚無無く描いてみたくてこうした形をとりました。また「文学」と「現実」のある意味個人的な目線での関係性についても、表したかったこともあります。
ー 木内昇 「はじめに」より

木内昇(きうち・のぼり)
1967年、東京都出身。
インタビュー誌「spotting」編集長。
出版社勤務を経て、独立。
雑誌制作の他、単行本、雑誌、広告などで執筆、写真集や書籍の編集などに携わっている。
著書に『東京の仕事場』『幕末の晴嵐』がある。
この名前のために男性と勘違いされることが多いのが最近の悩み。

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