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鎌鼬 新装普及版

定価:
5,500円(本体5,000円)
著者:
細江英公
舞踏:
土方巽
随筆:
ドナルド・キーン
詩:
三好豊一郎
造本:
田中一光
判型:
B4変形
総頁:
112頁
製本:
上製
ISBN:
978-4-86152-208-6 C0072

写真家・細江英公と舞踏の創始者・土方巽との濃密なコラボレーションにより
誕生した名作『鎌鼬』。巣鴨とげぬき地蔵、葛飾界隈、そして秋田の伝統的な
農村風景を舞台に、土方巽はパフォーマンスを鮮烈に繰り広げた。
人々との遭遇によって生じる波紋、そして疾走する土方巽の魂と肉体に
共振しながら、風土への官能、生と死のオルガズムを深めていく細江の眼差し。
ここに、日本の原風景と記憶はモノクロームで焼き付けられた。

細江英公は半世紀余にわたり、自己の内面的な意識を写真として
表現することを探求し続け、独自の映像美学は国際的な評価を得ている。
安保闘争に揺れる1960年に発表した『おとこと女』では肉体を裸形のオブジェにまで開放し、二つの性の拮抗するドラマを鮮烈なコントラストで描出。
このとき被写体としてバロック的な耽美空間を構築した『薔薇刑』を発表。

そして再び土方巽とのコラボレーションが結実し、不朽の名作『鎌鼬』を生んだ。

原本『鎌鼬』は1969年に現代思潮社より出版された。
2005年には完全復刻版(青幻舎/500部限定)が刊行された。
本書は、さらに8点の未発表作品を選び出し、ここに追加した。

鎌鼬賛:高橋睦郎

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