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ROCCO 夢をこえたネコのお話

定価:
2,200円(本体2,000円)
著者:
星野正樹
判型:
B6
総頁:
367頁
製本:
並製 
ISBN:
978-4-86152-717-3 C0095

映画、演劇をこよなく愛する著者と愛猫ROCCOが、
飼い主と飼い猫の関係を超えて産み出したファンタジー

20年にわたり演劇プロデューサーとして第一線で活躍していた著者が、突然パーキンソン病であることを医師に告げられたのは約30年前のこと。突如として暗闇の中に投げ出され、自分を見失っていた著者の前に、やってきた子猫が「ROCCO」(ロッコ)でした。

ある時、著者がROCCOに、 演劇プロデューサー時代に優れた資質を持った役者と出会った時に感じる独特の感覚を見出したことがきっかけで、ROCCOを役者に見立てた撮影が始まりました。著者と愛猫ROCCOが、飼い主と飼い猫の関係を超えたセッションによって産み出した写真の数々は写真集「Luv. ROCCO」として結実しました。

そして、著者の妄想の物語は止まることを知らず、「ROCCOは人間の言葉が分かる」という確信を元に、ROCCOを主役とした、旅立ち篇ともいえる小説である本作を書き下ろしました。

人間と幸せに暮らすネコの ROCCOが、ある日、天から舞い降りた “美しい人”に導かれ、宇宙を旅することから物語は始まります。その旅を通して、愛の尊さと、それを失いつつある地球が滅亡の危機にあることを知った ROCCOが、不思議な力を持ち、地球を救う為に奮闘する様を描いています。喜びや哀しみ、孤独を抱えながら問題に立ち向かうROCCOの姿は、このお話を読んだ、現実を生きる私たちの心にも、強く力を与えてくれます。

写真集となり、物語にもなる、変幻自在のROCCOワールドにようこそ! 

星野正樹(ほしの・まさき)
1951年、東京生まれ。1973年に東宝株式会社入社後、演劇部へ所属。演出助手や舞台監督を務める。1976年に東宝株式会社退社、全ての仕事ワークネーム望月顕 (モチヅキケン)とし、演劇プロデューサーとして第一線で活躍。1990年、パーキンソン病の宣告を受ける。主なプロデュース作品は、「双頭の鷲」、「海神別荘」、「スウィート・チャリティー」など他多数。

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