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一片の骨でもいい、もう一度抱きしめたい。
大川小にいた息子、南相馬で流された息子、帰還困難区域に眠る娘……。
今もなお、わが子を捜し続ける父親たち
東日本大震災による津波は、多くの人々を見当もつかない場所へ流し去った。発生から8年を経た現在、行方不明者は2532名を数える(2019年6月時点)。もはや生存は絶望的だが、それでも捜すことをやめない人々がいる。彼らはなぜ捜し続けるのか、捜し続けられるのか--。
自治体の不誠実な態度や、原発事故の影響による捜索の大幅な遅れ。さまざまな問題が浮き彫りになる一方で、命とは何か、人はなぜ生きるかという根源的な問いを投げかける一冊。
宮城県石巻市、福島県南相馬市、福島県大熊町の3家族の足跡を追ったフォト・ルポルタージュ。
岩波友紀(いわなみ ゆき)
1977年、長野県生まれのフォトジャーナリスト。読売新聞写真部を経てフリー。現在は福島県に居住し、東日本大震災と福島第一原発事故の取材を続ける。コニカフォトプレミオ、Critical Mass Top 50など受賞。「One last hug」はニコンサロン(銀座、大阪)、Focus Photo Festival(ムンバイ)で展示。その一部は、NPPA全米報道写真家協会Best of Photojournalism「写真ストーリー出版部門」3位、DAYS国際フォトジャーナリズム大賞審査委員特別賞を受賞。福島の作品は、ニューヨークをはじめ海外の多数の都市で展示された。