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澤田知子 狐の嫁いり

著者:
澤田知子
定価:
2,860円(本体2,600円)
判型:
文庫版
総頁:
272頁
製本:
上製
ISBN:
978-4-86152-836-1 C0072

デビュー作《ID400》から最新作まで、主要作品を網羅をした、澤田知子の25年の歩みをまとめた1冊

澤田知子は大学の卒業制作で実質的なデビュー作と言われている《ID400》(1998)で2000年度写真新世紀特別賞を受賞、2003年度第29回木村伊兵衛写真賞に続き、2004年にはNY国際写真センターThe Twentieth Annual ICP Infinity Award for Young Photographerに選出されるなど、デビューから現在に至るまで、国内外で高い評価を得ている作家です。
本書は澤田にとっては初の公立美術館での大規模個展となる、東京都写真美術館での『澤田知子 狐の嫁いり』展(2021年3月2日(火)~5月9日(日))に合わせて刊行する、図録兼書籍です。
本書では、《ID400》から最新作《Reflection》に、これまで未発表の初めてのセルフポートレイト作品を加えた13シリーズを収録しています。

《ID400》は、当時現役で稼働していた、現像液を使用するタイプのモノクロ自動証明写真機を使って、400人の実在しない他者に変装して撮影された作品ですが、この時点で自ら「シャッターを押すことのない写真家」というスタイルが確立していることが分かります。


一方、最新作の《Reflection》(2020)は、100人の女性に扮した澤田の「後ろ姿」を写した作品です。後ろ向きのシルエットは間違いなく作家本人ではあるものの、トレードマークといえる「顔」が隠されていることで、見る者は後ろ姿に澤田を見ることも、身近な誰かを、あるいは自らを重ね合わせることも可能になる、澤田の真骨頂とも言える作品です。

セルフポートレートの手法を軸に、一貫して内面と外見の関係性をテーマに制作を続けてきた澤田知子。簡単に写真が撮影、加工、共有でき、「自撮り」文化が標準化された今、改めてその作品の真価が発揮されます。



「私が化かしているのか、 皆さんが勝手に化かされているのか」(澤田知子)

 

 

 

関連展示

澤田知子 狐の嫁いり
開催期間:2021年3月2日(火)~5月9日(日)
会場:東京都写真美術館

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