8月刊行予定
17世紀オランダを代表する画家、フェルメール。独自の光の表現で日常を切り取った室内風俗画は、今なお世界中で愛され続けています。 現存するわずかな作品の中から《真珠の耳飾りの少女》《牛乳を注ぐ女》《絵画芸術》など、画家の世界を味わえる32作品を収録。
なぜ彼は飽きもせず同じ構図で絵を描いたのか? 私の答えはシンプルだ。フェルメールは画家というより科学者的なマインドの持ち主だったのではないだろうか。(中略) しかしフェルメールの時間感覚は、他の科学者と違っていた。時間を静止画として切り取るのではなく、過去と未来を含んだ厚みのあるものとして感じ取った。それがゆえに青いターバンの少女は振り向き続け、牛乳は壺からとめどなく注がれる。そこに動的な美が立ち上がり、私たちの心を絶えず震わせる。フェルメールだけが使えた魔法だった。 序文/福岡伸一(生物学者・作家)
新刊
SEIGENSHA Group
17世紀オランダを代表する画家、フェルメール。独自の光の表現で日常を切り取った室内風俗画は、今なお世界中で愛され続けています。
現存するわずかな作品の中から《真珠の耳飾りの少女》《牛乳を注ぐ女》《絵画芸術》など、画家の世界を味わえる32作品を収録。
なぜ彼は飽きもせず同じ構図で絵を描いたのか? 私の答えはシンプルだ。フェルメールは画家というより科学者的なマインドの持ち主だったのではないだろうか。(中略)
しかしフェルメールの時間感覚は、他の科学者と違っていた。時間を静止画として切り取るのではなく、過去と未来を含んだ厚みのあるものとして感じ取った。それがゆえに青いターバンの少女は振り向き続け、牛乳は壺からとめどなく注がれる。そこに動的な美が立ち上がり、私たちの心を絶えず震わせる。フェルメールだけが使えた魔法だった。
序文/福岡伸一(生物学者・作家)