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コンテンポラリーアート

FOCUS:ジョージア・オキーフ

自然主義と抽象絵画を融合させた独創的作風で、
アメリカ近代絵画に偉大な足跡を残したオキーフ。
初期の木炭による抽象画から、世界的に有名な花のシリーズ、
シュルレアリスムの影響を受けたニューメキシコでの作品まで
オキーフの生涯と芸術を解き明かす。

―アメリカの画家ジョージア・オキーフ(1887-1986)は、先駆者的な存在として、
後に続く女性たちに新たな可能性を拓いた人物である。
生前、オキーフの作品はほとんどいつも、正に「女性的」であるとみられてきた。
だが、彼女を型にはめて考えるのは禁物だ。
鮮やかで明快なデザインのセンス。
何のためらいもなく表現された、輝くような色の装飾的な形への愛情。
しばしば見られる抽象と写実の取り合わせ。
こうして人気を得た結果、オキーフの絵はあちこちで目にする見慣れたものとなったため、
その豊かさや複雑さは見過ごされてしまうこともある。(本文より)

著者:ランダル・グリフィン

FOCUS:ジョージア・オキーフ

□ 判型:B5変
□ 総頁:145頁
□上製
□ ISBN 978-4-86152-433-2 C0071

定価:2,800円+消費税
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書 評

FOCUS:ジョージア・オキーフ―朝日新聞8月24日付「視線」掲載

評者:保坂健二郎(東京国立近代美術館主任研究員)

なぜオキーフの絵画はシンプルなのに艶めかしいのか。
本書を手にとり、その謎が解けた。答えは、初期作品の中にあった。
美術教師としてキャリアを積んでいた20代のある時、彼女は木炭の抽象画に取り組み 始めた。 曰く、「表現したいものが黒と白だけでは表現しきれなくなるまで、色彩は一切使うまいと 決めました」
オディロン・ルドンを硬質にしたようなその作品は、抽象ならではの、
どこでもないゆえにどこでもありえる光景として、見る者の心の内側に忍び込んでくる。
色はなくても、形と陰影だけで、人の心を深く揺さぶれる。
そのことを確認した上で生まれたのが、あの花の絵なのだ。
(記事より一部抜粋)

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