青幻舎 SEIGENSHA Art Publishing

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あめつち 川内倫子 Ametsuchi  Rinko Kawauchi

定価:
6,380円(本体5,800円)
デザイン:
Hans Gremmen
言語:
和英併記
判型:
B4変形
総頁:
160頁
製本:
(本体布張り+ポスターカバー)
ISBN:
978-4-86152-386-1 C0072

Kawauchi’s latest book, a dazzling composition of photographs of controlled field burnings in Aso in Japan’s Kumamoto Prefecture, where she “first had the impression of standing on a star”, as well as images of yokagura night dance ceremonies, the Wailing Wall in Jerusalem and more.
Having shifted from her hallmark Rolleiflex 6x6 square format to a 4x5 medium, Kawauchi is achieving an unprecedented sense of scale.
An ambitious new series or works that attempt to be firmly rooted to and engaged with this Earth we inhabit, and to convey a unique vision of our world.

* See the Aperture publication Ametsuchi

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わたしたちはたしかになにかを共有していて、同じ時間を生きている。

2012年、東京都写真美術館にて開催された個展「照度 あめつち 影を見る」に出品された新作《あめつち》。展示された作品は一部でしたが、その内側から輝くような力強さと圧倒的な存在感は、見る者の心に強い印象を残しました。
本作では、川内作品を特徴づけていたローライフレックスによる6×6の正方形の画面から、撮影までに作業時間を必要とする4×5へと、被写体に敬意を払いとらえるために、あえてそのメディアを変更。阿蘇の野焼き、プラネタリウム、夜神楽、自宅から見上げた空、そして嘆きの壁と、わたしたちみなの住むこの地球にしっかりと根を張り、向き合って、世界をとらえようとする意欲作です。

きょう自宅の窓から見る夕焼けはきのう見たそれと似て非なる。毎日がきのうと違う新しい日々の連続であるという事実。遠い異国で祈る人たちと東京で夕焼けを眺めながら一日の終わりに感謝する自分となんのつながりもないなどとなぜ言えるのだろう?わたしたちは、同じ恵みを共有しながら、いくつもの困難な壁を乗り越えなければならない仲間だ。それぞれの人生の軌跡が直接交わることはなかったとしても、いま同じ地上に存在するわたしたちはたしかになにかを共有していて、同じ時間を生きている。

2013年1月
川内倫子

※本書はAperture(米)と青幻舎の国際共同出版であり、日本語版を青幻舎が刊行します。なお、2012年に東京都写真美術館で開催された個展と同時に発売した『照度 あめつち 影を見る』に掲載された《あめつち》はシリーズの一部であり、本書はその完全版です。

デザイン:Hans Gremmen

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