太田喜二郎と藤井厚二 —日本の光を追い求めた画家と建築家
- 定価:
- 2,750円(本体2,500円)
- 著者:
- 松隈章(竹中工務店), 植田彩芳子
- 監修:
- 目黒区美術館 京都文化博物館 松隈章(竹中工務店)
- 判型:
- B5変型
- 総頁:
- 148頁
- 製本:
- コデックス製本
- ISBN:
- 978-4-86152-735-7 C0070
「絵画×建築」の視点でめぐる二人の文化人の出会いと交流
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展覧会情報
京都文化博物館 2019年4月27日(土)~6月23日(日)
目黒区美術館 2019年7月13日(土)~9月8日(日)
太田喜二郎(おおた・きじろう)
1883年生~1951年没。東京美術学校(現東京藝術大学)卒業後、師黒田清輝の勧めでベルギーに留学し、点描表現や印象派を日本にもたらした。
藤井厚二(ふじい・こうじ)
1888~1938年没。東京帝国大学建築科を卒業後、竹中工務店を経て京都帝国大学建築学科に赴任。西洋の様式と日本の気候風土を融合させた環境工学を研究し「日本の住宅」を追求した。