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太田喜二郎と藤井厚二 —日本の光を追い求めた画家と建築家

定価:
2,750円(本体2,500円)
著者:
松隈章(竹中工務店), 植田彩芳子
監修:
目黒区美術館 京都文化博物館 松隈章(竹中工務店)
判型:
B5変型
総頁:
148頁
製本:
コデックス製本
ISBN:
978-4-86152-735-7 C0070

「絵画×建築」の視点でめぐる二人の文化人の出会いと交流

大正・昭和の京都画壇で活躍した画家 太田喜二郎、京都 大山崎に究極の環境住宅「聴竹居」を設計した藤井厚二。京都帝国大学建築学科の同僚として出会った二人は、藤井による太田邸の設計などで交流を深めていった。絵画と建築というジャンルの垣根を超えて日本近代文化の一側面に光を当てる展覧会「太田喜二郎と藤井厚二」展の図録兼書籍。新たに発見された、太田喜二郎の《サン・ピエール寺》、近年新潟大学に寄贈された代表作《赤い日傘》、太田と藤井の交流を伝える《寿月庵茶会絵巻》、藤井厚二による住宅建築5作品など、新発見の作品・建築をふまえて二人の活動を検証する。

展覧会情報
京都文化博物館 2019年4月27日(土)~6月23日(日)
目黒区美術館 2019年7月13日(土)~9月8日(日)

太田喜二郎(おおた・きじろう)
1883年生~1951年没。東京美術学校(現東京藝術大学)卒業後、師黒田清輝の勧めでベルギーに留学し、点描表現や印象派を日本にもたらした。

藤井厚二(ふじい・こうじ)
1888~1938年没。東京帝国大学建築科を卒業後、竹中工務店を経て京都帝国大学建築学科に赴任。西洋の様式と日本の気候風土を融合させた環境工学を研究し「日本の住宅」を追求した。

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