宮永愛子 漕法(そうほう)
- 定価:
- 3,850円(本体3,500円)
- 著者:
- 宮永愛子
- 監修:
- 高松市美術館
- デザイン:
- 名久井直子
- 判型:
- A4変型
- 総頁:
- 128頁
- 製本:
- 上製
- ISBN:
- 978-4-86152-746-3 C0070
[宮永愛子 漕法(そうほう)]の関連情報
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「漕法(そうほう)」とは舟を漕ぐ方法を意味する言葉。果てしない年月のなか、揺らぎながら変化を続ける瀬戸内の島々。私たちもまた日々を紡ぎ、懸命に世代を重ねていくことで自身の景色を少しずつ変えていく。
日本の現代美術の次代を担う宮永愛子、2012年刊行の初作品集「宮永愛子 なかそら−空中空−」以来7年ぶりの作品集。常温で昇華するナフタリンなどを素材に「変わりながらも存在し続ける世界」を表現する宮永愛子の大規模個展の公式図録として刊行する。瀬戸内の景色やそこで暮らしてきた人々が積み重ねる時間をテーマに、澄んだ音色を奏でる讃岐名石「サヌカイト」を素材とする新作インスタレーションの展示風景、代表シリーズ「手紙」「life」など、独自の世界観で記憶や時間や音を想起させる作品群を掲載。
・小説家・小川洋子が描く宮永愛子の世界、ミニエッセイを収録
・高松市美術館「宮永愛子展 漕法 MIYANAGA Aiko Rowing Style」公式図録
・瀬戸内国際芸術祭2019出品作家
展覧会情報
高松市美術館「宮永愛子展 漕法 MIYANAGA Aiko Rowing Style」
2019年7月17日(水)~9月1日(日)
宮永愛子 (みやなが・あいこ)
京都市生まれ、1999年京都造形芸術大学芸術学部美術科彫刻コース卒業、2008年東京藝術大学大学院美術研究科先端芸術表現専攻修士課程修了。日用品をナフタリンでかたどったオブジェや、塩、陶器の貫入音や葉脈を使ったインスタレーションなど、気配の痕跡を用いて時を視覚化する作品で注目を集める。2013年「日産アートアワード」初代グランプリ受賞。主な個展に「宮永愛子:なかそら―空中空―」国立国際美術館(大阪、2012)、「みちかけの透き間」大原美術館有隣荘(岡山、2017)など。