ソール・ライター Saul Leiter The Centennial Retrospective
- 定価:
- 9,680円(本体8,800円)
- 著者:
- ソール・ライター
マーギット・アーブ
マイケル・パリーロ
- 翻訳者:
- 清水玲奈
- 判型:
- 310×260×36mm
- 総頁:
- 352頁
- 製本:
- 上製
- ISBN:
- 978-4-86152-921-4 C0072
[ソール・ライター Saul Leiter The Centennial Retrospective]の関連情報
ソール・ライター『Saul Leiter The Centennial Retrospective』出版記念展/トークイベント
2023.10.17-10.22 | 森岡書店
2023.10.21 | 東京都中小企業会館
「ソール・ライターの原点 ニューヨークの色」
2023.7.8-8.23 | ヒカリエホール ホールA
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新刊予告
ソール・ライター(1923~2013)は、89歳で亡くなる直前まで、毎日写真を撮り、絵を描き、膨大な数の作品を遺した。彼のインスピレーションの源はマンハッタン東10丁目の自宅アパートのわずか数ブロック内であり、ありふれた場所に美を見出す天才として、ニューヨークの街をカラーで切り取った世界観は、今日広く注目を集めている。
その一方、1960~70年代、『Harper’s Bazaar』でのファッション写真家としての活動、モノクロの景色、“親密なポートレート”のヌード、ヌード写真にペイントを施した作品などは、彼の生前に世に出ることはほとんどなかった。
本書は、ライター生誕100年を記念して、ソール・ライター財団が管理する膨大なアーカイブをもとに、未発表作品、コンタクトシート、人生をたどる写真付き年譜など、貴重資料を駆使しながら、ソール・ライターの表現の多様性と試作の源泉、その全貌に迫る決定版作品集である。
[目次]
はじめに
マイケル・パリーロ(ソール・ライター財団ディレクター)
I. Beginnings
ソール・ライターの知られざる世界
アダム・ハリソン・レヴィ(作家・インタビュアー)
II. On the Street
閉じられた世界 奇才ソール・ライターを知る鍵
マイケル・グリーンバーグ(作家)
III. Fashion
雨粒に濡れた窓 ソール・ライターのファッション写真
ルー・ストッパード(作家・キュレーター)
IV. Paintings
小さく描いて 大きく満ちる
平松麻(画家)
V. Intimate Views
秘密を守る
マーギット・アーブ(ソール・ライター財団ディレクター)
CHRONOLOGY
NOTES
PICTURE CREDITS / THANK YOU TO
AUTHOR BIOGRAPHIES
INDEX
*本書は英語版を刊行する出版社であるThames&Hudsonの管理のもとに、各国語版も同じ印刷所で印刷・製本をしております。
ソール・ライター(Saul Leiter)
1923年、米ペンシルベニア州ピッツバーグに生まれる。10代で絵を描き、写真を撮り始める。絵画は展覧会などで高く評価される。1946年にニューヨークへ移り住み、絵を描くかたわら生計のために商業写真に力を入れる。1957年からファッション写真家としてのキャリアをスタートし、20年にわたり『Esquire』や『Harper's Bazaar』などの雑誌で活躍。最初はモノクロで、やがてカラーでも仕事をするようになった。売れっ子商業写真家として忙しく飛びまわる一方でストリート写真も撮り続けていた。そのほとんどは自分が暮らすマンハッタン・ダウンタウンで撮影されている。2006年、シュタイデル社より最初の写真集『Early Color』が出版されると、1940年代後半にしてすでにカラー写真を極めていたその才能に広く注目が集まるようになる。再評価が高まるなか、2013年ニューヨークで死去。没後、世界中の美術館で展覧会が開催され、写真集が多数出版されている。
マーギット・アーブ(Margit Erb)
ソール・ライター財団の創設者でありディレクター。1996年からライターが亡くなる2013年まで、ハワード・グリーンバーグ・ギャラリーにてライターのエージェントを務めながら、公私にわたり深く交流する。『Early Color』『In My Room』(シュタイデル社)、『ソール・ライターのすべて』(青幻舎)をはじめとする、生前から没後に至るライターのすべての書籍に携わり、2013年に撮影されたドキュメンタリー映画『写真家ソール・ライター 急がない人生で見つけた13のこと』共同制作者。現在は、夫であるマイケル・パリーロとともに、ライターのアトリエにて保管されている膨大なアーカイブの維持管理を行っている。
マイケル・パリーロ(Michael Parillo)
ソール・ライター財団の共同ディレクター。編集者及び音楽やライフスタイル関連のジャーナリストとして20年のキャリアを経たのち、2015年に財団に加入。『ソール・ライターのすべて』『まだ見ぬソール・ライター』(青幻舎)、『永遠のソール・ライター』(小学館)など、多くのライター関連書籍の編集に携わっている。妻のマーギット・アーブとともに、ライター作品のデジタルカタログ編集を行っている。