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温泉・銭湯・スパ・サウナ イラストで読む 湯けむり建築 五十三次

11月刊行予定

定価:
2,530円(本体2,300円)
著者:
宮沢洋
アートディレクション:
YUTA Design Studio
判型:
A5(仮)
総頁:
224頁
製本:
並製
ISBN:
978-4-86152-969-6 C0052

名だたる建築家が手がけた温泉・銭湯・スパ・サウナを、人気画文家・宮沢洋が全国行脚!
マニアもうなる極上の「入浴体験」を演出する温浴施設(=湯けむり建築)をオール書き下ろしレポート!

世界に冠たる入浴大国日本の建築家が手掛ける温浴施設には、建築家の熱い想いが満ちています。脱衣所から浴場までの導線、肌に触れる材質、湯船から見える景色、風の道筋、光の効果など……。リラックス空間である温浴施設の建築表現は、決して声高ではありませんが、心憎い演出と工夫の数々を本書で知ることで、建築ファンも、温泉・銭湯・旅ファンも楽しみが倍増することでしょう。
掲載施設は、「宿泊料1人3万円以下」「日帰り入浴可」を基準に手頃に利用できる厳選の53件。ほか温浴施設への愛を語った対談、インタビュー、コラムなど、読み応えも充実です。

 

「普通の建築はほとんど視覚だけじゃないですか。風呂っていうのは視覚だけでは設計しないんですよ。本当に五感で設計しないとならない。湯の底に体をつけたときにどういう素材で体が触れるかとか、意識せずとも五感の設計になっちゃうところが面白いです。」
------------------------隈研吾(巻頭対談より抜粋)

 

[読み物としても充実]
★巻頭対談:隈研吾氏(建築家)×米山勇氏(建築史家)
「風呂の歴史は近代の抑圧との闘い 異空間から 都市のエンジンへ」
★湯けむり建築インタビュー:東利恵氏
「トンボの湯」で知った醍醐味 マニアでないからアイデアが沸く
★コラム:今は無き「幻の湯けむり建築」
坂倉建築研究所「ホテルブルースカイ」(1969 年)/妹島和世「Spring」(2016 年)
/象設計集団「縄文真脇温泉」(1993 年)/象設計集団「かんなべ湯の森・ゆとろぎ」

[役立つ資料付]
「全国湯けむり建築MAP」
「湯けむり建築のキホンQ&A」

[本書に登場する建築家]
東利恵/有馬裕之/安藤忠雄/伊東豊雄/石山修武/磯崎新/内井昭蔵/岡昇平/菊竹清訓/隈研吾/黒川紀章/坂倉準三/高松伸/竹原義二/谷口吉生/原広司/坂茂/橋本夕紀夫/藤森照信/内藤廣/中村拓志/長坂常/西山卯三/吉村順三 etc.(五十音順)

[本書で紹介する建築]
【東京】
01 黄金湯(東京)
02 両国湯屋 江戸遊(東京)
03 神田ポートビル SaunaLab Kanda(東京)
04 五色湯(東京)
05 天然温泉 久松湯(東京)
06 ハラカド 小杉湯原宿(東京)
07 狛江湯(東京)

【西へ、南へ】
08 湯河原惣湯 惣湯テラス(神奈川)
09 ホテルニューアカオ スパリウムニシキ(静岡)
10 オーシャンスパFuua(静岡)
11 星野温泉 トンボの湯(長野)
12 大田区休養村とうぶ(長野)
13 山田温泉 大湯(長野)
14 東急ステイ飛騨高山 結の湯(岐阜)
15 加賀片山津温泉 総湯(石川)
16 山代温泉 古総湯(石川)
17 山代温泉 総湯(石川)
18 VISON 本草湯(三重)
19 ホテル川久(和歌山)
20 カンデオホテルズ南海和歌山(和歌山)
21 延命湯(大阪)
22 箕面観光ホテル(大阪)
23 ナチュールスパ宝塚(宝塚市立温泉利用施設)(兵庫)
24 兵庫県立先端科学技術支援センター(兵庫)
25 城崎温泉 地蔵湯(兵庫)
26 東光園(鳥取)
27 玉造温泉ゆ~ゆ(島根)
28 長門湯本温泉 恩湯(山口)
29 川棚グランドホテルお多福 山頭火(山口)
30 仏生山温泉(香川)
31 奥道後壱湯の守(旧ホテル奥道後)(愛媛)
32 オーベルジュ土佐山(高知)
33 大正屋(佐賀)
34 別府温泉 杉乃井ホテル 棚湯(大分)
35 温泉療養文化館 御前湯(大分)
36 ラムネ温泉館(大分)
37 クアパーク長湯(大分)
38 神水公衆浴場(熊本)
39 ホテル京セラ(鹿児島)

【東へ、北へ】
40 中国割烹旅館 掬水亭(埼玉)
41 まるほん旅館 風呂小屋(群馬)
42 国民宿舎 鵜の岬(茨城)
43 塩原温泉湯っ歩の里(栃木)
44 越後妻有交流館キナーレ 明石の湯(新潟)
45 Snow Peak FIELD SUITE SPA HEADQUARTERS(新潟)
46 女川温泉ゆぽっぽ(宮城)
47 鳴子・早稲田桟敷湯(宮城)
48 銀山温泉共同浴場 しろがね湯(山形)
49 ショウナイホテル スイデンテラス(山形)
50 KAMEYA HOTEL 龍宮殿サウナ(山形)
51 tower eleven onsen & sauna(北海道)
52 界 ポロト(北海道)
53 キトウシの森きとろん(北海道)

宮沢洋(みやざわ・ひろし)
画文家、編集者、BUNGA NET代表兼編集長。1967年東京生まれ。1990年早稲田大学政治経済学部政治学科卒業、日経BP社入社。日経アーキテクチュア編集部に配属。2016年〜19年まで日経アーキテクチュア編集長。2020年2月に独立。2020年4月から磯達雄とOffice Bungaを共同主宰。2021年5月、株式会社ブンガネット(BUNGA NET Inc.)を設立。著書に『隈研吾建築図鑑』『イラストで読む建築 日本の水族館五十三次』など

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