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日本の色彩百科 — 明治・大正・昭和・平成

定価:
3,080円(本体2,800円)
著者:
城一夫
判型:
A5
総頁:
224頁
製本:
並製
ISBN:
978-4-86152-734-0 C0070

ハイカラ女学生から「リンゴの唄」、東京オリンピックにハローキティ、ギャルファッションまで。
知っておきたい、日本を作った100の色

色彩学の泰斗である著者が、明治以降の流行色やデザインを100の話題で振り返ります。ファッション、建築、芸術、映画、家電、自動車……、一見するとバラバラにも感じられる話題が「色」でつながり、壮大な近代日本のヒストリーが形作られました。
見開き構成で理解しやすい、新しい「色の年代記」です。巻末には、明治以降の日本の流行色、144色のカラーサンプル(CMYK値、RGB値、マンセル記号併記)を掲載しています。

目次:
【第1章 明治の色彩】
鹿鳴館を彩った藤色のドレス/白い「ハイカラー」の男性たち/女性たちが好んだ「いき」の色/明治画壇の「脂派」と「紫派」 など 

【第2章 大正の色彩】
世界中に広まった、黄色いキャラメル/竹下夢二の愛した「黄色、赤、紅」/くすんだ村里から、色鮮やかな「田園」へ/演劇・映画の色彩と流行 など 

【第3章 昭和前期の色彩】
震災にも耐えた、煉瓦色のモダンなホテル/「赤煉瓦」から白いビルの街へ/「五色の酒」が時代の先端をゆく/色に人生を捧げた画家、和田三造/谷崎潤一郎『陰翳礼讃』の美学 など 

【第4章 昭和中・後期の色彩】 
「赤いリンゴ」が名曲となった理由/世界が認めた「総天然色」の色彩/主婦たちが憧れた白い家電/「色彩の祭典」オリンピック/青いジーンズのヒッピーたち/「青」に魅せられた巨匠、東山魁夷 など 

【第5章 平成の色彩】 
「ギャル」が起こした色彩革命/北野武と「キタノ・ブルー」/「世界のニナガワ」と日本の色/「色」で広がるモバイル市場 など

城 一夫(じょう・かずお)
共立女子大学名誉教授。専門は色彩文化、模様文化。『色の知識』『大江戸の色彩』(青幻舎)、『フランスの配色』『フランスの伝統色』『日本の色のルーツを探して』(パイインターナショナル)など著作多数。

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