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Mikiya Takimoto Works 1998-2023

新刊

定価:
9,900円(本体9,000円)
著者:
瀧本幹也
アートディレクション:
矢後直規
判型:
B5変
総頁:
596頁
製本:
上製
ISBN:
978-4-86152-927-6 C0072

2000年以降の広告史において圧倒的な存在感を放つ、
瀧本幹也の世界観を体感できる1冊

広告写真をはじめ、コマーシャルフィルム、作品制作活動、映画など幅広い分野の撮影を手がけ、さまざまな表現ジャンルをクロスオーバーさせながら、その独自の表現を深化させ続けている写真家 瀧本幹也。
本書はその多岐に渡る活動の中でもクライアントワークにフォーカスし、写真家としてキャリアをスタートさせた1998年から2023年までの25年に及ぶ広告の仕事を1冊にまとめた、瀧本にとって初めての仕事集です。

本書は広告写真とコマーシャルフィルムの2部構成となっています。
前半の広告写真パートでは、独立後まもなく手がけた「東京シティ競馬 トゥインクルレディー賞」や初期の代表作「としまえんプール」、「龍馬伝」「真田丸」「青天を衝け」などの大河ドラマのメインビジュアル、ファンならずとも記憶に残っている「HOME」「SUPERMARKET FANTASY」をはじめとしたMr.ChildrenのCDアルバムイメージ、『そして父になる』『海街diary』などの是枝裕和監督作品のポスタービジュアルや、数々の海外の広告賞で高い評価を得た「世界卓球」、様々なアートディレクターとの協業が楽しめるラフォーレ原宿の広告ビジュアルの数々、もはや広告の枠を超えたスケールで撮影が行われた「TOYOTA 5大陸走破」の一連のビジュアル、2023年撮影の「ポカリスエット 2023」など、バラエティに富んだ約120作を収録。

続くコマーシャルフィルムパートでは、2010年から続いている「サッポロ生ビール 黒ラベル 大人エレベーター」やコマーシャルの枠を超えて愛される「ダイワハウス ここで、一緒に」シリーズ、クールな映像と笑いのギャップが楽しめる「Sansan 面識アリ」、今や伝説といっても過言ではない、YMOの3人が出演した「キリンラガービール タイムスリップ篇」、いずれも短編映画のような仕上がりの「マクドナルド」の連作、コロナ禍において鮮烈な印象を残した「サントリー 天然水」を含む約70のコマーシャルフィルム作品を収録しています。特に是枝監督から映画撮影を任された経験を経たことで表現に深みを増した近作は必見といえます。

また、スペシャルコンテンツとして、お互いの独立当初から仕事を重ねている盟友ともいえる存在である、アートディレクターの佐野研二郎との対談「写真とデザインの理想的な関係」を収録しました。

掲載作品のセレクトは瀧本自ら行い、これまでに手がけてきた膨大な仕事の中からほんの1割程度に厳選したものの、それでも結果的には総頁数約600ページというボリュームになりました。

時代がめまぐるしく変化し、あらゆるデバイスの中で「広告」が氾濫する現在。
「広告」がノイズ扱いされ、スキップされることが当たり前になりつつある今だからこそ、1枚の写真、15秒の映像が持つ力を信じ、広告の可能性を追求し続ける瀧本の表現は価値を増しているといえるでしょう。

常に変化を求めながら深化を続ける、唯一無二の「広告芸術」とも呼ぶべき瀧本幹也の世界観を堪能できる1冊です。

 

●『Mikiya Takimoto Works 1998-2023』プリント付限定特装版
本書の発売を記念して、写真集にオリジナルプリントが付いて、特製BOXに入った特装版を部数限定で発売します。
詳細情報は下記ページにて順次更新します。
https://www.seigensha.com/books/978-4-86152-927-6_sp/

 

瀧本幹也(たきもと・みきや)
写真家。1974年愛知県生まれ。94年より藤井保氏に師事。
98年に写真家として独立し瀧本幹也写真事務所を設立。
広告写真やCM映像をはじめ国内外での作品発表や出版など幅広く活動を続ける。
写真と映像で培った豊富な経験と表現者としての視点を評価され、是枝裕和監督から映画撮影を任された『そして父になる』『海街diary』『三度目の殺人』では、独自の映像世界をつくり出している。
代表作に、ドイツの造形学校バウハウスを構成的にとらえた『BAUHAUS DESSAU ∴ MIKIYA TAKIMOTO』(2005)、世界7大陸を巡り観光地の非日常性に集まる人々を撮影した『SIGHTSEEING』(2007)、『LOUIS VUITTON FOREST』(2011)、地球の原風景「LAND」と文明の象徴としての宇宙開発「SPACE」の相対するシリーズをまとめた『LAND SPACE』(2013)のほか、『Le Corbusier』(2017)、『CROSSOVER』(2018)などがある。

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