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ビジュアル文庫

日本の古典装飾
―天平から江戸の時代様式にみる―
城一夫解説

装飾文様は、時代の空気を反映しつつ、多様な展開を遂げてきました。東大寺の大仏に象徴されるように、蓮華文や火焔文など仏教にまつわるモチーフが渡来した飛鳥、奈良時代。青龍、朱雀、白虎、玄武など五行説の文様が正倉院を彩った天平時代。浄土を求める心が美しく詩的な唐草文や風景文を創出した平安後期。一転して鎌倉・足利時代には、武士階級が貴族的な規範を志向し、公卿の礼装である有職文様が重んじられました。更に、武士と町人、大和絵と浮世絵、能衣装と小袖など、相対する要素が融合して華麗な文様文化が花開いたのが、豊臣・江戸時代と言えるでしょう。
本書は古代から近代までを5つの時代に分けて文様を通観しました。歴史の動向と、人々の営みがかくも豊かな文様として結実したことに、あらためて驚きを覚えます。

解説:城一夫(共立女子大学教授)

日本の古典装飾
―天平から江戸の時代様式にみる―
城一夫解説

□ 判型:A6判
□ 総頁:288頁
□ ISBN 4-86152-069-X

定価:1,200円+消費税
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書 評

日本の古典装飾

時代の空気を反映しつつ、多様な展開を遂げてきた装飾文様。仏教にまつわるモチーフが渡来した、飛鳥・奈良時代。正倉院に代表される文様の天平時代。唐草文、風景文などの詩的な文様が好まれた平安後期。有職文様が重んじられた鎌倉時代。安土桃山から江戸期には華麗な文様文化が花開いた。外来文化、権力者の権威、宗教説話、民間呪術などを背景に、ひとびとの暮らしを彩ってきた装飾文様を、古代から近世までを五つの時代に区分してその変遷を追う。巻末には用語解説もあり、装飾文様に影響を及ぼした文化も知ることができる。創作のヒントとなるようなデザインが多数収録されている1冊。

― 2006年8月号 染織α「インフォメーションα BOOK」掲載

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