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写真

古賀絵里子写真集 浅草善哉 サイン本

ある老夫婦との出会いからその死まで。
かけがえのない日常を綴ったドキュメンタリー

2003年、浅草の三社祭で出会ったある老夫婦。
吸い込まれるように足を踏み入れた、彼らが住まう長屋。
戦後の空気の残る建物と老夫婦の存在に心惹かれ、以降6年間、写真家は彼らの日常を写真に撮り続けました。 人間らしさを失いつつある現代社会と対極にある二人の何気ない暮らしぶりが深く心を揺さぶり、かけがえのない瞬間が輝く。写真本来の力を発揮した一冊。

浅草の三社祭で偶然出会った老夫婦。善さん、はなさん。
二人のもとを訪れるたび、言葉にできない、でも大切な何かが
はっきりとそこにあるのを感じました。
その大切な何かを残したい、その一心から浅草へ向かったのです。
―古賀絵里子(あとがきより)

アートディレクション:町口景

古賀絵里子写真集
浅草善哉 サイン本

□ 判型:A5変形
□ 総頁:108頁
□ 並製

□ ISBN:978-4-86152-336-6 C0072

定価:2,300円+消費税
在庫切れです。

書 評

北海道新聞 ―2012/2/12掲載

どこにでもいそうな老夫婦の日常をとらえ、しかし、実は生きていること自体が貴重でかけがえなく、奇跡的なことだと感じさせてくれる写真集。 一こま一こまから半世紀を超える2人の歩みがうかがわれ、確かな暮らしが胸に迫る。
 著者は1980年生まれの写真家。被写体となったのは2003年、浅草の三社祭で偶然出会った夫婦だ。2人が営んでいた喫茶店と自宅を兼ねた西浅草の長屋を訪ね、6年ほどかけて撮影した。
 カウンター越しに談笑する姿やたばこを吸う妻の横顔、ビスケットか何かをくわえたままの真剣な表情をしている夫…。収められた写真は光と闇に包まれ、ふと頬を寄せ合った瞬間からは、苦楽を共にしてきた信頼感が漂う。
 夫は08年に87歳で、9歳上の妻は10年に98歳で亡くなった。過ぎていく時は二度と戻らないが、この本には夫婦が少しづつ積み重ねた時間、生のきらめきが焼き付けられている。

(掲載記事より)

図書新聞 ―2012/2/18掲載

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